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6月13日の関連記事

石渡嶺司大学ジャーナリスト
本日の関連記事をチェック(写真はイメージ)(写真:アフロ)

【6月13日の関連記事スクラップ/就職率記事、毎日より読売・産経】

本日の大学・就職・教育・キャリア関連記事をスクラップ。

昨日、2020年卒の就職率(正確には就職希望者に対する就職者の割合)が発表され、読売、毎日、産経が記事に。

毎日は「過去最高 売り手市場続く」と見出しに。

一方、読売は「内定取り消し」を大きく出し、「98%」はサブ見出し。

産経は「98%」がメインで「内定取り消し」がサブ。それと、2021年卒の停滞状況記事を横に配置。

見出しだけであれば、読売が一番。次が産経。毎日が最下位。

ただ、産経は停滞状況記事を配置した合わせ技で読売と同率に。

毎日記事、何がまずいかと言えば、見出しだけだと「なんだ、売り手市場が続いているのか」と誤解を招きかねない。

記事の後ろでは来春卒の停滞状況についても触れている。であれば、サブ見出しに、停滞状況を出せばよかった。

就職率記事、朝日と東京、日経では確認できず。夕刊に出した?

朝日の共通テスト追試検討記事、本気?

過去のセンター試験でも追試はあったが、あくまでも例外的措置。

学習の遅れている地域、たとえば緊急事態宣言が長かった首都圏などが対象となれば、それだけで過去の追試の対応人数を軽くオーバーすることになる。

過去のセンター試験は、大学教職員の労力に基づいて運営されてきた。労力というよりも、過労と善意、と言ってもいい。

どうも、文科省や文教族議員とそのブレーンは運営を軽視するきらいがあり、共通テストの民間試験導入の是非でも、似た発言がポンポン出ていた。

コロナショックによる教育格差を埋める策として、追試は有力な案であることは認める。が、その実現のためには運営の労力を無視してはならない。

●朝日新聞

学習の遅れた受験生 文科相「追試も視野」大学入学共通テスト(28面・4段)

●読売新聞

内定取り消し40社107人 大卒就職率は98%(30面・4段)

●毎日新聞

巣ごもり術 ウチの場合 「仕事どころではない」現実 双子のパパ記者が奮闘(20面・4段)

大学生就職率98% 過去最高 売り手市場続く(22面・3段)

●産経新聞

大卒就職率 最高98% 今春、内定取り消し87人(22面・4段)

コロナ来春卒を直撃 出遅れ学生 採用停滞(22面・3段)

教科書検定 不正を否定 文科省、つくる会に回答(24面・3段)

●東京新聞

ペタリ身につく付箋勉強法 教育アドバイザーに聞く(17面・3段)

●日本経済新聞

困窮学生 授業料減免の大学 補助(6面・2段)

在宅勤務が促す人材移動 経済部長・藤井一明(8面・3段)

変わる働き方 労災範囲は? 業務ならコロナも対象(17面・7段)

テレワーク定着「成果での評価を」育児と在宅勤務 両立に苦慮(30面・4段)

働く妊婦4割が出勤 コロナ禍でも在宅進まず 民間調査(30面・7段)

※この記事は上記部分までは、石渡嶺司の個人ブログhttps://reiji0.exblog.jp/ で読むことが可能です。

本記事では、読者対象である採用担当者の方に向けて「採用担当者がおさえておきたい記事3選」とその解説を加筆しています。

本日は約600字、加筆しました。

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大学ジャーナリスト

1975年札幌生まれ。北嶺高校、東洋大学社会学部卒業。編集プロダクションなどを経て2003年から現職。扱うテーマは大学を含む教育、ならびに就職・キャリアなど。 大学・就活などで何かあればメディア出演が急増しやすい。 就活・高校生進路などで大学・短大や高校での講演も多い。 ボランティアベースで就活生のエントリーシート添削も実施中。 主な著書に『改訂版 大学の学部図鑑』(ソフトバンククリエイティブ/累計7万部)など累計31冊・65万部。 2023年1月に『ゼロから始める 就活まるごとガイド2025年版』(講談社)を刊行予定。

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