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6月6日の関連記事紹介

石渡嶺司大学ジャーナリスト
新聞の関連記事をチェック(写真はイメージ)(写真:アフロ)

【6月6日の関連記事スクラップ/授業外2割と本庶提訴に隠れたりそなショック】

本日の大学・就職関連記事をスクラップ。

ノーベル賞受賞の本庶教授による小野薬品工業提訴と、小中学校の教科書による学習内容2割は授業外で学べる、とする文科省通知が大きなテーマ。

朝日は文科省通知について具体例を6例掲載。宮沢賢治の「やまなし」は「『二枚の青い幻灯に描かれた谷川の様子』を位置関係が分かるようにノートに描く」(光村図書・小6国語)(記事より抜粋)。

これで、できる家庭、どれだけあるんだろ?

朝日は25面・生活面で「算数 家でどう教える?」。文科省通知ネタと連動したわけではないだろうけど、結果的にはセットでお得に。

本庶提訴ネタは毎日と産経が大きな扱い。毎日は大学の知財戦略の遅れについても指摘。ここはもっと整備が必要、と感じた良記事。

読売のりそなHD社長インタビューは小さな記事ながら、実は結構、重要。特に女子大関係者はこのインタビューに注目すべき。「3~5年で事務作業ゼロ」ってことは、「事務部門に、全従業員の3分の1にあたる1万人を配置」が今後、限りなく減ることを意味するはず。

これまで一般職就職が主力だった女子大は総合職就職に転換しないと、相当しんどいことに。昭和女子大学、津田塾大学などすでにモデル転換しているところ、あるいは、グローバル人材の求人増加などで総合職就職が増加している清泉女子大学などはいいだろう。

問題はまだまだ一般職就職に力を入れている女子大。わずか2段のインタビュー記事も「へえ、そうなんだ」で見逃す可能性高いが、さて。

●朝日新聞

算数 家でどう教える?(25面・4段)

塾が教えない中学受験 必笑法12 休校中の勉強、頑張れた子ばかりじゃない(25面・4段)

子どもの学び また家で? 教科書の2割「授業外で」文科省通知(28面・8段)

来春卒業の大学生 コロナで内定低調(28面・4段)

●読売新聞

検証 再生への道・5 遠隔授業 環境整備が急務(1面・6段)

「3~5年で事務作業ゼロ」りそなHD社長(8面・2段)

仕事への意識「変化」7割(15面・2段)

家庭で性教育 強い味方(15面・5段)

給食 私語なし配膳なし(23面〈地域・都民面〉・3段)

●毎日新聞

本庶氏、小野薬品月内提訴(3面・5段)

社説 学校でのコロナ感染(5面・3段)

コロナ論文 問われる質(24面・5段)

学習遅れ挽回対策(24面・3段)

●産経新聞

本庶氏、小野薬品提訴へ(2面・4段)

→関連記事 「アカデミアの無知 悪用」(22面・6段)

教科書内容を仕分け 文科省通知 授業時間不足家庭でカバー(20面・3段)

●東京新聞

授業不足 年間約45日試算(7面・3段)

●日本経済新聞

バイト求人 2か月で半減(7面・6段)

6月の内定率 64%(11面・3段)

小中校のネット整備(31面・7段)

オンライン授業 事始め(32面・7段)

※この記事は上記部分までは、石渡嶺司の個人ブログhttps://reiji0.exblog.jp/ で読むことが可能です。

本記事では、読者対象である採用担当者の方に向けて「採用担当者がおさえておきたい記事3選」とその解説を加筆しています。

本日は約850字、加筆しました。

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大学ジャーナリスト

1975年札幌生まれ。北嶺高校、東洋大学社会学部卒業。編集プロダクションなどを経て2003年から現職。扱うテーマは大学を含む教育、ならびに就職・キャリアなど。 大学・就活などで何かあればメディア出演が急増しやすい。 就活・高校生進路などで大学・短大や高校での講演も多い。 ボランティアベースで就活生のエントリーシート添削も実施中。 主な著書に『改訂版 大学の学部図鑑』(ソフトバンククリエイティブ/累計7万部)など累計31冊・65万部。 2023年1月に『ゼロから始める 就活まるごとガイド2025年版』(講談社)を刊行予定。

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