Audi都市型旗艦店に見るシンプルな車選びとVRの効果的な関係

紀尾井町のAudi都市型旗艦店「Audi City Kioicho」(著者撮影)

紀尾井町にAudi都市型旗艦店「Audi City Kioicho」がオープンするということで、そのオープニングにお邪魔してきました。場所は、赤坂見附からだと弁慶橋を渡って、元赤坂プリンスホテルである東京ガーデンテラスの前を抜けて、しばらく歩いて、T字路の角。Audi Cityコンセプトで作られた店舗としては、世界で6番目の店舗です。

Audi City Kioicho(著者撮影)
Audi City Kioicho(著者撮影)
Audi City Kioicho(著者撮影)
Audi City Kioicho(著者撮影)

Audi City KioichoはCityの文字が入っていることからもわかるように、いわゆるロードサイドのディーラー店舗とは違う都市型のショールーム。印象的な照明は、Audi R8で使われたデザインをイメージしています。

Audi City KioichoとAudi R8 Spyder(著者撮影)
Audi City KioichoとAudi R8 Spyder(著者撮影)
Audi City KioichoとAudi R8 Spyder(著者撮影)
Audi City KioichoとAudi R8 Spyder(著者撮影)

また、このAudi City Kioichoにはもうひとつの役割があります。それは、Audiのデジタル技術を見せるというもの。そして、この日デモで見せていただいたのはいわゆるVRもので、車をオーダーする際に選ぶ、色やファブリックの素材などをVRで再現するというものでした。

iPadとOculus Questを使ったAudiのVRシステム(著者撮影)
iPadとOculus Questを使ったAudiのVRシステム(著者撮影)

正直、ちらっとお話を聞いた感じではデジタルカタログみたいなもんでしょうって、ちょっと斜に構えた感じで見てたんです。で、体験の行列も落ち着いてきたので、実際にOculus Questをかぶってみてびっくり。これは傍から見ているのと体験するのでは大違いです。

iPadとOculus Questを使ったAudiのVRシステム(著者撮影)
iPadとOculus Questを使ったAudiのVRシステム(著者撮影)

車を操作できるわけでもないのに、私の手が前に伸びてしまっていることからもわかるように、VRで再現される車内空間はとてもリアルです。当然、360度3Dの空間が再現されています。

そして、VRですから、自分が実際にシートに座った状態で、色などを確認できるのが、ほぼ実写と同じ体験として味わえます。

ここまで書いても、だからなに?という人もいるかもしれません。でも、通常車の内装の色とかファブリックって、プレートみたいなものと写真とかで想像することしかできないんです。まさかショールームにすべての色やファブリックの組み合わせの車を全部置くことなんて実質不可能ですからね。

ボディや内装などのサンプル(著者撮影)
ボディや内装などのサンプル(著者撮影)

それと比較すると、色ひとつとってみても、選んだ色が自分が座った状態で、車内のどこからどこまでその色が反映されるのか?ということがVRでわかるのは、すごく画期的なことです。

さらにVRなので、座った状態で、例えば振り返ったときに、うしろが窓からどう見えるのか?サイドミラーはどんな感じで見える?そこに色はどう反映されるのかまでわかります。

車を運転したときの感じは、そりゃ実車を試乗するしかありませんが、それさえ確認してしまえば、内装の色などはVRで十分に補完できるというのが、この日AudiショールームでVRを体験した素直な感想です。

繰り返しますが、VRで運転を体感できるとか、そういうのではありません。でも、車を買おうかな?と検討しているお客さんには、これは実に有効なVR技術の使い方です。

iPadとOculus Questを使ったAudiのVRシステム(著者撮影)
iPadとOculus Questを使ったAudiのVRシステム(著者撮影)

VRをビジネスでどう使うのか?というのは、今年の大きなトレンドのひとつだと思いますが、そのひとつとして、一度体験してみるのはいかがでしょう。