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武田玲奈主演・日本初の恋愛VR映画『交際記念日』撮影現場でのVR撮影インタビュー

いしたにまさきブロガー/ライター/アドバイザー
『交際記念日』主演の武田玲奈さん

VR元年といわれた2016年から1年、2017年はいよいよVRコンテンツが出てくる年です。そんな中、日本初の泣ける恋愛VR映画『交際記念日』の撮影現場にきませんか?とご案内いただき、VR映画の撮影現場を見学するという貴重なお時間をいただきました。

『交際記念日』出演の武田玲奈
『交際記念日』出演の武田玲奈
『交際記念日』出演の西銘駿
『交際記念日』出演の西銘駿

また、主演の武田玲奈さんもVR映画は初挑戦ということで、撮影時のお話などを聞いてきました。

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ーVR映画は初体験とのことですが、普段の映画やドラマの撮影と違いはありましたか?

「ぜんぜん違います!VRの撮影だと360度の撮影になるので、1つのカメラに向かってお芝居します。とにかくいちばん違うところは、いざ撮影となるとスタッフのみなさんが全員いなくなってしまうところで、すごく新鮮でした」

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ー360度撮影するからスタッフの方がいると写ってしまうんですよね

「そうなんです。みなさんささっとすばやくいなくなって、すごいなあと(笑)。とあるシーンでは隠れるところが少なくて、スタッフ全員一列になってみなさん一生懸命隠れていて(笑)」

ーそんな姿、笑わせようとしているみたいですね(笑)

「また共演者ではなく、VRカメラを相手にお芝居するシーンもけっこうありました。カメラを相手にすること自体ははじめてではないですが、やはりすべてが写ってしまうので、いつもとは違って楽しかったです」

ーお芝居そのものもVRならではというのはあったでしょうか?

「VR撮影の方がカメラの存在感が少ないので、普段も、素の自分に近い感じでお芝居ができたと思います。最終的に作品としてどうなるのか、まだわかってないんですけど、きっと見てくださるみなさんと目が合うシーンがたくさんあるんじゃないかと思います」

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ーその最終作品を(武田玲奈さんが)自分で見るとどうなるんでしょうね(笑)

「自分と目が合っちゃいますね、それは私しかできない体験かもしれない(笑)」

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ーすでにVRの体験はされましたか?

「テストで体験されてもらいました、ホントにその世界にいるみたいですよね」

インタビュー後、VR映画の撮影の様子も見学してきました。やっぱり実際の撮影はすごかったですよ。武田玲奈さんも話してくれたように、VR撮影の真っ最中というのは出演者以外のスタッフは全員視界から消えないといけません。

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そして撮影中の役者さんの様子を監督が直接確認できないというのも、けっこうきびしい条件なのです。そのため、撮影前にかなり綿密な打ち合わせとリハーサルをされていました。

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またこの日の撮影にはプールのシーンもあり、VR撮影カメラもプールの中でスタンバイしていました。

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さらにプールの中でも演技は続いていました。ただでさえ手探りでVR撮影している上に、水中でしかもカメラを相手にしてですから、何度も演技を繰り返していました。

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映画として考えると15分というのはショートフィルムの尺です。しかしVR作品としては15分はかなり長い時間の作品になります。だから、恋愛VR映画というストーリーが必要なのでしょう。

私もまだ完成した作品を体験していないのですが、あの撮影がどれだけの作品として仕上がっているのか、今から5月の上映が楽しみです。

『交際記念日』

  • 監督:窪田崇
  • 脚本:田中渉
  • 出演:武田玲奈、西銘駿、高杉瑞穂
  • 公開:2017年5月1日、全国の「VR THEATER」(2017年2月末時点、176店舗)
  • 料金:600円(税込)
  • 上映時間:15分
  • 制作会社:電通ライブ
  • (C)2017『交際記念日』プロジェクト

【追記】

『交際記念日』予告編が公開されたので、追加しました。

ブロガー/ライター/アドバイザー

Webサービス・ネット・ガジェットを紹介する考古学的レビューブログ『みたいもん!』管理人。2002年メディア芸術祭特別賞、2007年第5回Webクリエーションアウォード・Web人ユニット賞受賞。「ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である(技術評論社)」「あたらしい書斎(インプレス)」など著書多数。2011年9月より内閣広報室・IT広報アドバイザーに就任。ひらくPCバッグ・かわるビジネスリュックなど、ネット発のカバンプロデュースも好調。 #カゲサポ

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