ソフトバンクがアメリカ認定クリーンネットワークから脱落 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.383
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石川 温の「スマホ業界新聞」
2020/08/08(vol.383)
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《目次》
1.トランプ大統領がTikTokに続いてWechatを禁止に
━━ソフトバンクがアメリカ国防省認定「5Gクリーンネットワーク」から脱落
2.NTTドコモは4Gネットワークの5G転用に慎重な構え
━━ソフトバンクとKDDIのDSSにどう立ち向かうのか
3.公正取引委員会がヤフーとLINEの経営統合を条件付きで承認
━━ヤフーの看板を降ろす日は果たして来るのだろうか
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.トランプ大統領がTikTokに続いてWechatを禁止に
━━ソフトバンクがアメリカ国防省認定「5Gクリーンネットワーク」から脱落
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トランプ大統領が大暴れしている。
TikTokの利用禁止に続き、今度はテンセントのコミュニケーションアプリ「WeChat」も利用禁止にする大統領令を出した。45日間の猶予が設定されている。
TikTokは特定の使い方、ユーザーであるため、さほど混乱は生じなかった。しかし、WeChatとなれば、中国のユーザーに広く普及しているだけでなく、中国方面と取引のある外国人のビジネスパーソンも日常的に使っているため、大きな影響が出そうだ。すでにSNS上には「洒落にならん」という声も上がっている。
さらにポンペオ国務長官は5つの「Clean Network」を発表。Carrier、Store、Apps、Cloud、Cableを対象にするとした。Storeでは、信頼されない中国製アプリを米国のアプリストアから排除するとしている。Appsではファーウェイを含む信頼できないベンダーのデバイスにアメリカの人気アプリをプリインストールあるいはダウンロードさせないとした。
すでに自民党が日本でも中国発のアプリを規制しようと動き出しているが、さらにアメリカの動きに同調しようとすると、かなり厄介なことになりそうだ。
日本で販売しているファーウェイのみならず、OPPOやシャオミも標的になりかねない。また、日本でサービスを提供しているアプリも戦略を見直す必要が出てくるかもしれない。
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