Rakuten Miniの周波数変更は誰が決めたのか 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.375

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石川 温の「スマホ業界新聞」

2020/06/13(vol.375)

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《目次》

1.Rakuten MiniがBand 1からBand 4への周波数変更を実施

━━モバイルネットワークの民主化ではなく独裁化?

2.ドコモのMVNO向け音声通話の卸料金、見直しが妥当

━━日本通信が求めた通話定額サービスは見直しならず

3.Adobe「Photoshop Camera」が正式にリリース

━━Androidは対応機種が限定されるのが課題

4.今週のリリース&ニュース

5.編集後記

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1.Rakuten MiniがBand 1からBand 4への周波数変更を実施

━━モバイルネットワークの民主化ではなく独裁化?

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楽天モバイルの「Rakuten Mini」が勝手に対応周波数を変更していたとして話題となった。発売初期には対応していたBand 1がなくなり、新たにBand 4に対応。楽天モバイルとしては「海外ローミングでの利便性を向上させるため」と説明しているが、何の告知もなく、対応周波数を変更。しかもユーザーの指摘でようやく事実が明らかになったことが不信感につながっている。

本来であれば、仕様を変更したということできっちりと告知すべきだし、技適もしっかりと処理しておくべきだ。販売サイトへの記載も必要だし、できればBand1対応版とBand4対応板を選べるようにしておくのが理想だ。

IIJmioのeSIMを使って国内で使いたい人もいるだろうし、Google FiのeSIMで海外をメインに使いたい人もいるはずだ。楽天モバイルは「全機種でSIMフリー」をアピールしているのだから、楽天モバイルを解約した後のためにも、対応周波数に関してはちゃんと責任を持ってもらいたい。

確かに、2月上旬にサムスン電子によるGalaxy新製品発表会でサンフランシスコに出張した際、他のメディア関係者が「Rakuten Miniを持ってきたのに全然つながらない」と嘆いていたことがあった。自分はAQUOS Sense3 liteだったため、全く問題なかったが、Rakuten Miniは全くといって良いほど役立たずだったのだ。

今回、気になるのが、なぜ、発売後のタイミングでわざわざ対応周波数を変更したのかという点だ。確かにメディア関係者のように実際にアメリカで不都合に遭遇した人が多く、楽天モバイルにクレームを入れたことで、仕様が変更になったのなら理解できなくもない。しかし、ならばしっかりと「新しいロットは海外のBandに対応した」とアピールすべきではないか。また、すでに購入したものの海外ローミングで不便していたユーザーに対して、交換対応してくれても良いのではないか。

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日々、発信されるスマートフォン関連のニュース。iPhoneにまつわる噂話から、続々と登場するAndroidスマートフォンの新製品情報。話題に事欠かないのがスマートフォン業界です。膨大なニュース記事があるなか、果たして、どの情報が重要で、今後を占う意味で重要になってくるのか。ケータイジャーナリスト・石川 温が独自の取材網を生かしたレポート記事を執筆。スマートフォン業界の「今」を伝えます。

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日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『iPhone5から始まる!スマホ最終戦争』(日本経済新聞出版社刊)がある。

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