ウィルコムが月1980円のスマホ定額制を開始
PHS会社のウィルコムは月額2980円のスマートフォン向けパケット定額制料金「ウィルコムプランLite」を7月18日より開始する。なお、契約者にはパケット定額料が6ヶ月間、月額1980円になるキャンペーンも実施する。
ウィルコムはPHS会社であるが、この夏に投入するスマートフォンでは「4G」に対応し、下り最大76Mbpsで通信が可能だ。
他の携帯電話会社では6000円近くするだけに、これまでスマートフォン向けの高い料金プランを敬遠していたケータイユーザーも多かったが、「ウィルコムプランLite」はスマートフォン向けのパケット定額料金を2980円に設定。ケータイユーザーでも気軽にスマホを持ってもらおうと、ウィルコムでは低価格の料金プランを実現した。
実際に利用するには月額基本料金が月額980円、ウェブ接続料が315円必要。これにパケット定額料2980円が追加となるため、合計4275円となる(キャンペーン適用時はパケット定額料が1980円なので、合計3275円)。
携帯電話会社の場合、合計で7000円前後となるため、 ウィルコムのプランはかなり魅力的なプランと言える。
ただし、「ウィルコムプランLite」は月間のデータ利用量が1GBまでという制限があり、1GBを超えると速度が制限される仕組みだ。
通常、他社は7GBという制限を設けているため、ウィルコムは「制限値は小さいがその分安い」というプランになっているのだ。
実際、スマホでよく動画を観るというユーザーであれば、1GBは軽く超えるだろう。しかし、スマホ初心者でメールやSNSの利用が中心、あるいはWi-Fiに接続する頻度が多いという人であれば、なんとか1GBに収めることは可能だろう。
音声通話に関しては、ウィルコムへの通話は無料、他社のケータイや固定電話には30秒21円となる。月額980円のオプション「だれとでも定額」を契約すれば、国内の他社ケータイや固定電話にかけても、10分以内であれば無料だ。
ウィルコムでは、この料金プラン開始に合わせて、京セラ製「DIGNO DUAL 2」、シャープ製「AQUOS PHONE es」、ファーウェイ製「STREAM」というスマートフォンを発売する。