東京都生まれ。東京女子大学卒。国会職員として勤務後、劇場映画やテレビ番組の制作を経て広報PR会社へ。二人目の出産を機に2001年独立し、危機管理に強い広報プロフェッショナルとして活動開始。リーダー対象にリスクマネジメントの観点から戦略的かつ実践的なメディアトレーニングプログラムを提供。リスクマネジメントをテーマにした研究にも取り組み定期的に学会発表も行っている。2015年、外見リスクマネジメントを提唱。有限会社シン取締役社長。日本リスクマネジャー&コンサルタント協会副理事長
記事一覧
- 中小ベンチャーに潜むリスク、避けるには? 経営者の高級車、ブランド時計…社員は見ている
大企業の動向はなんとなく遠く感じてしまいがち。報道されない中小企業のリスクこそ身近で教訓になる。30年間中小ベンチャーの経営支援をしてきた財務コンサルタントの石浦一喜さんに話をお聞きした。
- 吉野家、「生娘をシャブ漬け戦略」発言の常務を解任 経営幹部の失言はどう予防する?
牛丼を主力とする大手外食チェーンの吉野家は、「生娘をシャブ漬け戦略」と発言した常務取締役伊東正明氏を4月18日に解任しました。経営幹部の失言は予防できるのか、マネジメントの視点から考えます。
- マスコミによる有名人への「取材攻撃」 警護のプロはどう守る?小室圭・眞子ご夫妻の例から考える
警護費用で話題となっている小室圭・眞子さんご夫婦。著名人や経営トップへの取材攻勢にはどう対応するのか。有事発生リスクを見据えた要人警護のあり方を考える。
- 記者会見で目立つ姿勢や歩き方はどう改善する?指導歴31年のプロが解説 木原官房副長官の場合
記者会見では、必ずといっていいほどカメラが入場シーンから撮影しています。ドアを開けた瞬間から、目線、表情、歩き方から登壇者の心理を推し量る観察が始まっている。指導歴31年のプロによる改善のための解説。
- 戦時の企業メッセージはどうするべき?ロシアでの事業継続方針を撤回したユニクロから学ぶ
今も続くロシア軍によるウクライナ侵攻。各国がロシアへの経済制裁に踏み戦時に企業はどのようなメッセージを発信するべきなのでしょうか。ファーストリテイリングとトヨタ自動車の例から考えます。
- 日大・田中理事長の背任事件で監事の意味無し… トップ不正のチェック機能 体制づくりどうすれば?
日本大学の田中英壽前理事長の背任事件についての記者会見に監事が出席。今後は、監事が記者会見でチェック機能を果たしたのかどうか説明が求められる時代になりそうだ。監事が果たすべき役割について考える。
- 電車内でのナイフ切り付け事件に遭遇したら 警察OBが語る対策と自分を守る広報のあり方
小田急線、京王線列車内で乗客を切りつける事件が立て続けに起こりました。乗客自身が自分を守る広報は誰が担うべきか。警察OBの専門家と共に自分を守る広報のあり方について考えます。
- 2021年記者会見振り返り 意外にもトヨタ社長の抗議がダントツだった
2021年の締めくくりにあたり、今年の記者会見を振り返りたいと思います。過去最高のアクセスとなったのが今年のトヨタ社長の抗議メッセージ。他も含めて人気のあった記事を解説します。
- 厚労省の「ぐだぐだ記者会見」 オミクロン株対策に不安を与えてしまうのでは?
厚労省アドバイザリーボード座長らが、オミクロン株感染の対応状況について記者会見を行いました。緊張が走る会見かと思っていたところ、間延びした緩い会見に見えました。何が悪かったのか解説します
- 誤解や憶測にまみれた眞子さんの結婚 元凶は宮内庁の広報体制の不備
憶測報道をきっぱりと否定した眞子さん。3年以上に渡って報道され続けてきた秋篠宮家長女、眞子さんの結婚問題は誤解や憶測にまみれたものだったといえます。宮内庁の危機管理広報の視点から考えます。
- 「国産に納得」「庶民には高い」岸田首相の腕時計が話題、選び方の正解は?
岸田文雄氏は総理大臣になり、一躍「時の人」になりました。ネットではさっそく、岸田氏が身につけている時計が話題になり様々な意見がコメントされています。広報やリスクの観点からどう考えるか解説します。
- 岸田文雄新総理、初の記者会見の出来栄えは?
9月29日、岸田文雄氏が自民党新総裁に選ばれ、10月4日から新内閣が発足します。岸田新総裁による最初の記者会見に焦点を当てつつ、選挙戦の広報戦略についてどう見えたか解説をします。
- ずっと具体性に欠ける河野太郎氏… 総裁選、候補者の表現力はどう変化した
自民党総裁選は4名による選挙となりました。単独記者会見の場合には、組み立て方そのものに個性が出ましたが、17日からは時間条件が同じ中での戦いになりました。表現力の変化に着目してみたいと思います。
- いい意味で期待を裏切ったのは高市早苗氏 総裁選立候補者3人の会見どうだった?
自民党総裁選の立候補を表明する記者会見を開いたのは、今のところ、岸田文雄氏、高市早苗氏、河野太郎氏の3名。記者会見のタイミング、組み立て力、記者とのやりとり、表現力の観点から着目した点を解説します。
- 菅総理の不出馬にも影響を与えた横浜市長選振り返り、本当にうまかった記者会見は?
著名人が次々と立候補して激戦となった横浜市長選は、菅総理のおひざ元でありながら、総理が後押しする小此木八郎氏ではなく、山中竹春氏が圧勝。番外編含めて記者会見を振り返ります。
- 日本は「調査後進国」なのか 道新や三菱電機、不祥事での調査不足の問題とは
組織における調査の弱さを露呈する事件が相次いでいます。オリパラの小山田圭吾氏、小林賢太郎氏、三菱電機の30年データ改ざん、北海道新聞の記者逮捕説明不足。一体どこに問題があるのでしょうか。
- 五輪CM辞退やメダル噛んだ市長に抗議… 物言うトヨタ、広報戦略のすごみ
様々な問題提起や試練のあった東京オリンピック大会であったと思います。今回はトヨタ自動車の発信したメッセージに焦点を当ててオリンピックに向き合う企業広報のあり方を深堀します。
- ビールメーカーの対話力はキリンの一人勝ち スーツにボタンダウンはNG
夏には欠かせないビール。ビールを美味しく飲みたいと考え、飲料メーカーの決算説明会での対話力を比較。動画が公開されていたのは、キリンのみで一人勝ち。キリンのメッセージ力を分析。
- 東芝で「再任否決」は起こるべくして起きた? 未熟な会見が生んだ悲劇とは
東芝の永山治取締役会議長の再任が6月25日の株主総会で否決されました。これに先立って行われた永山議長の単独記者会見は逃げの姿勢。これでは再任否決は致し方なし。内容を解説します。
- スマートニュースの炊き出し精神で住民にも接種が炎上 広報失敗の3つの要因
スマートニュースが、職域接種を開始する発表をしたところ、反発コメントが多数寄せられていました。他企業も職域接種の発表をしているのに、スマートニュースの発表はなぜ炎上したのでしょうか。
- コミュ力高いGMO熊谷社長も陥った"顔ドアップ"の罠 オンライン発表の注意点は?
昨年の新型コロナをきっかけに決算説明会、記者会見、株主総会でオンラインを取り入れる企業は増えた。そうなると今まで以上に気になるのがバストアップの印象。GMO熊谷社長の髪型がもたらした不安感に迫る
- 米政府によるユニクロへの経済制裁「公表」柳井氏のノーコメント発言が失敗の理由
G7の首脳宣言でも言及されるなどウイグル問題が予想以上のスピードで広がる。米アップルも中国の大手オーフィルムと取引を停止。米政府設定からの経済的、社会的制裁を受けたユニクロから学ぶ。
- 孫正義氏の決算説明会、後ろに控える謎の2人の役割は? 演出の武器と課題を考察
ソフトバンクグループ代表の孫正義社長。決算説明会にはある特徴がありました。舞台演出の観点から、魅力と課題について深堀します。
- 発言できる社員の育成どうやる? ミキハウス、リモート環境を逆手に新人の表現力発掘
研修やトレーニングといった人材育成は不正防止、リスクマネジメントの観点からも要となる。職場で自由に発言できる状況を「心理的安全性」と言う。社員が言える環境はどう作っていけばよいのだろうか。
- 東芝の社長交代劇から考えるトップの辞任と説明責任 さらけ出してから信頼回復を
東芝の社長に返り咲いた綱川智氏は、5月14日の決算説明会で、ステークホルダーとの信頼回復に努める、と述べた。繰り返される東芝トップへの不信感。経営者の辞任と説明責任のあり方について考える。