子猫を浴槽で泳がせただけで、なぜ飼い主が逮捕されるの?と不思議に思われるかもしれません。野良猫を保護したときに、泥だらけだったら洗うよね、そんなことをしただけでも動物愛護法違反の疑いがかけられるのかでしょうか。

CBCテレビによりますと、飼いネコを浴槽で泳がせ画像投稿して逮捕されてと報道しています。この動画の問題点は、なにかを一緒に見ていきましょう。

鳴き声をあげながら必死で泳ぐ子猫

鳴き声をあげながら必死で…排水溝にシッポが… 59歳の男 飼いネコを浴槽で泳がせ画像投稿して逮捕 (21/10/20 17:24) CBCニュース より

上記の動画をご覧になるとわかりますが、子猫が浴槽に投げ込まれる音が聞こえます。飼い主は「泳ぎが得意なリカコです」と言っています。浴槽の水は、だんだんと抜けていき、その中を懸命に鳴きながら泳いでる子猫が写しだされています。水が抜けてくると、排水口に後ろ脚とシッポが吸い込まれそうになる瞬間もあります。

飼い主は「ずっとつきっきりでいますので、溺れることはありません」といっています。

この動画の問題点は?

子猫はあきらかに嫌がっています。それはどこを見るとわかるのでしょうか。以下の点です。

ずっと悲鳴に近い鳴き声をあげている

動画では、猫は鳴き声をあげ続けています。猫好きの人がこれを見ると助けを求めているように聞こえます。

明るいところで撮影されているのに、瞳孔が開いている

目の構造として、明るいところでは瞳孔が閉じるようにできています。しかし、子猫は恐怖と不安のために、瞳孔が開いています。つまり、黒目が大きくなっているのです。

耳が閉じている

リラックスしていると、耳がこの猫の場合だと(スコティッシュフォールドではないので)立っています。しかし、水が入って来ないようにと、怖いので閉じられています。

猫を水に入れていいのか?

写真:PantherMedia/イメージマート

猫は、元来、水が嫌いな動物です。

現在、飼われている家猫は、野生のヤマネコが家畜化したものといわれています。世界の家猫のDNAを解析した結果により、祖先は約13万1,000年前に中東の砂漠などに生息していたリビアヤマネコであることが判明しています。つまり砂漠の動物なのです。

なので、ほとんどの猫は水があまり得意ではありません。そのため、家で猫をシャンプーしようとすると嫌がる子が多いと思います。

水が好きな猫はいるの?

提供:アフロ

猫の仲間で水をこわがらないのは、イリオモテヤマネコです。イリオモテヤマネコは西表島の環境に適応する中で、川に平気で入ることができるようになったそうです。川の魚を獲物にしているからです。

その他の家猫は、あまり水が得意ではないので、気をつけてあげてくださいね。

子猫は体力がないので注意が必要

成猫に比べて、子猫は体力がないので頻回にシャンプーをすると弱ることもあります。そのため免疫力が落ちて病気をしやすくなるので、注意が必要です。

下痢などで汚れた場合は、テッシュをぬるま湯につけてぬらして根気よく拭くなどしてあげてくださいね。CBCテレビの報道によりますと、動画にあがっている子猫はどこにいるかわからないということなので心配ですね。

猫が嫌がっていないのかを判断する

猫を飼う場合は、人のように言葉を持っていないので、コミュニケーションはむずかしいですね。そのため、猫の瞳孔の大きさ、鳴き声、耳、シッポなどを観察して、いまどんな気持ちかを推測してあげてください。飼い主のあなたの判断が間違っているとそれは虐待になり動物愛護法違反の疑いになるのです。