「お客様」ではなく「お客さん」になろう(自分のために)。

(写真:アフロ)

先日、都内の飲食店で食事していた時のことです。私の左右の席には女性が一人ずつ座っていたのですが、彼女達の店員への態度の違いにびっくりしました。

左の席の女性はオーダーする時、敬語を一切使わずにぶっきらぼうな口調。料理を持ってきてもらっても、お礼も何も言わず。一方、右の女性は、おすすめの料理を聞き、少し世間話を挟んでにこやかに丁寧にオーダー。持ってきてもらったら「ありがとうございます」の一言を添えていました。

このように、店からサービスを受けるという「客」という点では彼女達は同じですが、あまりにお店との「距離感」が違いました。いわば、左の席の女性は「お客様」である一方、右の女性は「お客さん」だったのです。

・日本はお客「様」志向

そもそも「お客様は神様」という言葉に象徴されるように、日本では「お客様=お金を払う人=偉い」という図式が出来上がっています。お金さえ払えばお礼を言わなくても良い、無理難題を押し付けても良いという態度をとる「お客様」を見たことはあるのではないでしょうか。

この考えが行きすぎて、駅員や店員に土下座を要求したり、危害を加えるような「お客様」も増えてきています。最近では、うどん出汁を足してもらうことを頼んだが店長に断られたため、客が逆上して店長に暴行したという事件もありました。

そして、企業側もこのような「お客様」に敏感になり、クレームがあるとすぐCM放送や企画を中止することも多くなってきています。「消費者は偉い」という風潮の強まりから、増えている「お客様」たち。しかし、このようなお客様は実は「大損」をしているのです。

・「良くしたもん勝ち」はお店にも言えること

なぜ「大損」になるのでしょうか。それは

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《10万部「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」》《35万部「察しない男 説明しない女」》角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「男女コミュニケーション」「きょうだい型性格分析」「ことばと伝え方とSNS」をテーマに執筆・講演。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。

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