過熱する「オワハラ」。就活後半戦、学生に求められるものとは?

photo by Ryan Hyde

7月になり、ジメジメとした日が続いています。経団連の方針改訂で3月1日から解禁された就職活動も後半戦。就活生の顔にも慣れと疲労の色が表れはじめてきた時期です……。そんななか、ある不穏なワードが就活生のあいだでささやかれています。

オワハラってなんだ?

「オワハラ」は今年生まれた、就活のトレンドワード。正式には「就活終われハラスメント」です。「内定をあげるから今ここで就活を終わらせてください」と、企業が就活生に他社を断らせて囲い込むように圧力をかけることです。

しかし、こうして企業が内定を出した学生を囲い込むのは今に始まったことではありません。圧迫面接、拘束旅行、内定を辞退しに行ったら「お前のサークルから二度と内定が出ないものと思えよ」と脅されたなどなど、就職活動の歴史はおっかないエピソードの歴史でもあったわけです。

ではなぜ今、わざわざ「オワハラ」などという言葉で、このトレンドが注目されているのでしょうか?

長期化がオワハラを生んだ?

その理由はずばり、「面接スケジュールの遅れ」。ある会社はは5月から水面下で面接をやっているのに、別の会社は経団連の方針に愚直に従って8月1日から面接スタート。これだけのずれがあると、各社ともいろいろな工作が必要になってきます。先行した企業はなんとしても確保したいし、後発の企業は多少強引にでも、他者から奪還したい。こうした思惑がオワハラにつながっています。

また、Twitterをはじめとする学生たちの情報網においても「オワハラ」という言葉は、その謎の響きといい、意味合いといい、流行しやすかったと言えるでしょう。

ひどい行為に対しては断固たる態度を

セクハラやアルハラ、マタハラ、アカハラなど、他の多くのハラスメント同様、「オワハラ」の中には、犯罪スレスレのひどいものもあるはず。相手が学生だから、内定をほしがっているから、といって足下を見てくるような企業には、毅然した態度で臨みたいものです。