1989(平成元)年生まれ、さいたま市出身。早稲田大学国際教養学部卒業。ベースボール・マガジン社に勤務後、2018年に独立。フリーのスポーツライターとして『相撲』(同社)、『大相撲ジャーナル』(アプリスタイル)、スポーツ庁広報ウェブマガジン『Deportare』などで執筆中。2019年ラグビーワールドカップでは、アメリカ代表チーム通訳として1カ月間帯同した。構成・インタビューを担当した横綱・照ノ富士の著書『奈落の底から見上げた明日』が発売中。
記事一覧
- 荒れた夏場所、最後に締めたのはやはり横綱・照ノ富士――見せつけた本当の強さ
優勝争いが千秋楽までもつれ込んだ大相撲夏場所は、横綱・照ノ富士の3場所ぶり7回目の優勝で幕を閉じた。今場所奮闘した力士たちの活躍を振り返りながら、その余韻に浸っていただきたい。
- 大荒れの夏場所 優勝するのは横綱・照ノ富士か、トップタイの隆の勝か、それとも――?
皆勤の3大関が全員負け越しという珍事の可能性も秘める千秋楽。しかし、やはり注目は4人の力士たちによる優勝争いだ。横綱・照ノ富士と平幕の隆の勝を筆頭にもつれ込んだ夏場所。最後に笑うのは誰だ?
- 横綱から3場所連続金星“鉄人”玉鷲の躍進と、平幕勢に首位を譲る若隆景ら役力士たちへのエール
中日を終え、今日から後半戦に入る大相撲夏場所。現時点でトップは2敗の5人の力士が並ぶが、そのなかに役力士がいないのはなんとも珍しく寂しい。後半戦に臨む力士たちへの期待とエールを込めてここにしたためる。
- 元横綱・白鵬の間垣親方に聞く 若隆景・豊昇龍ら注目力士への期待と親方としての現在
大相撲五月場所2日目、元横綱・白鵬の間垣親方が「親方トークイベント」に出演。イベント後、相撲博物館で開催中の「白鵬展」や、今場所の注目力士、親方としての現在についてインタビューした。
- 「また来たいと思ってもらえる相撲を」元関脇・若の里の西岩親方が語る五月場所の展望と広報の仕事
5月8日に始まった大相撲夏場所は、横綱・大関に土がつく波乱の幕開け。新たに広報部に配属となった元関脇・若の里の西岩親方に今場所を占っていただき、協会の取り組みや、広報部での仕事についても伺った。
- 高安との素晴らしい決定戦を制した若隆景が優勝インタビューで語った真っすぐな言葉
2022年大相撲春場所は、優勝決定戦の末、新関脇の若隆景が初優勝する結果となった。若隆景だけでなく、最後まで戦った高安をはじめ、今場所を彩った多くの力士たちに感謝の思いを送る。
- 荒れる春場所のV争いは誰が勝っても「初優勝」 筋書きのないドラマの行方は
いよいよ千秋楽を迎えた大相撲春場所。優勝争いを演じるのは、新関脇・若隆景と、平幕の高安、琴ノ若の3人だ。誰が勝っても初優勝となる。14日目の取組を振り返りながら、優勝争いの様子をまとめておこう。
- 若隆景と高安が1敗でトップを走るも「大関の意地」に背筋が凍る優勝争いの行方
12日目を終えた大相撲春場所。優勝争いの行方は誰にもわからない。1敗でトップを走るのは、新関脇で福島出身の若隆景と、大関経験もある実力者の高安。初優勝を狙う二人に、三人の大関陣が”待った”をかけるか。
- 元関脇・安美錦の安治川親方が語る引退後のこれまでと断髪式への思い
井筒親方(元関脇・豊ノ島)の翌日、5月29日(日)に断髪式を控える安治川親方(元関脇・安美錦)。かつての相撲巧者は、大学院の卒業が決まり、部屋興しの準備も進める。多忙な毎日を送る親方に話を聞いた。
- 単独トップの高安を御嶽海・若隆景・琴ノ若が追う ”荒れる春場所”主役になるのは誰だ
大相撲春場所は中日を終え、今日から後半戦に入る。現状トップは中日勝ち越しを決めた高安。大関経験のある実力者だ。その背中を、新大関の御嶽海、新関脇の若隆景、そして若手のホープ・琴ノ若らが追う。
- 「絶対泣くと思うんですよ」 断髪式を控える元関脇・豊ノ島の井筒親方インタビュー
2020年3月で現役を引退し、5月28日(土)に断髪式を控える元関脇・豊ノ島の井筒親方。断髪式を迎える現在の心境や、親方になって丸2年が経過するいま、指導に対する考え方などについて話を伺った。
- 大相撲が帰ってきた大阪のいま──富士ヶ根親方が語る“荒れる春場所”の見どころ
有観客での開催が実に3年ぶりとなる、大阪での大相撲三月場所。平日の二日目も、多くの人でにぎわっていた。今回の開催にあたって、大阪場所担当の富士ヶ根親方(元小結・大善)に話を伺った。
- 「あっけない相撲が増えた」の別の見方を考える 現代を戦い抜く力士の魅力とは
3月13日から、大相撲三月場所が開催される。観客を入れての大阪場所は、実に3年ぶりだ。その本場所を前に、「昔の相撲はよかった」の論調について、筆者が日頃から感じてきた私見をここに述べたいと思う。
- 「雑魚寝の大部屋だから燃える」元大関・豪栄道の武隈親方が語る相撲部屋の本質
2月に境川部屋から独立したばかりの武隈部屋。部屋を率いる元大関・豪栄道の武隈親方に、今後の弟子の育成について話を伺った。また、元大関として、現大関陣へのエールもいただいた。
- 元大関・豪栄道の武隈親方インタビュー “断髪式待ち”から解放されたいまの心境
多くの人に愛された元大関・豪栄道。その断髪式には、大勢のファンが集まり、大盛況。新たな門出を見守った。オールバックの似合う武隈親方に、断髪式の振り返りとそれまでの心境について伺った。
- 夢にまで見た大関昇進へ 御嶽海が優勝インタビューで絞り出した「言葉」
大混戦も予想された大相撲初場所は、結びの一番で御嶽海が横綱・照ノ富士を制し、見事自身3度目の優勝を果たした。来場所での大関昇進が濃厚だ。今場所は多くの力士が奮闘。活躍した力士たちを振り返る。
- 御嶽海が優勝&大関昇進へ大きな白星 大混戦の初場所は「三つ巴」の可能性も
いよいよ大詰めを迎えている大相撲初場所。14日目は、横綱・照ノ富士が阿炎の強烈な突きに敗れ、御嶽海が単独トップに躍り出る展開となった。また、幕下筆頭の熱海富士は、勝ち越して念願の新十両昇進に近づいた。
- 大相撲初場所12日目は波乱の展開 2敗で並んだ3人の優勝争いから目が離せない
終盤戦に入っている大相撲初場所。12日目は、まさかの波乱の連続だった。絶好調だった御嶽海は、ばったり倒れて2敗に後退。同じく2敗の阿炎が星を伸ばすなか、結びの一番に最後の大波乱が待ち受けていた――。
- 「強い」の一言。単独トップの御嶽海は大関の座をつかむことができるか?
九日目を終えた大相撲初場所。当初は横綱・照ノ富士の独壇場と思われたが、現在全勝は関脇・御嶽海ただ一人である。今日の対戦相手は、学生時代からのライバル・北勝富士。このまま白星を重ねることができるか。
- 横綱・照ノ富士の強さに震えた宇良との結びの一番 国技館でこの目が捉えたもの
大相撲初場所四日目。横綱・照ノ富士と、業師・宇良が結びで対戦した。二日目の取組で脳震とうの心配があった宇良だが、横綱相手に果敢に攻めて善戦。しかし、光ったのはやはり、横綱の圧倒的な強さだった。
- 初場所の幕開けと共に新年がスタート 照ノ富士とその背中を追う力士たち
2022年の幕開け、大相撲初場所が9日からスタートした。優勝争いの中心となる横綱・照ノ富士と、その背中を追う力士たち。初日の様子をリポートしながら、今場所の展望を占う。
- コロナ禍での資金難に「何か行動したい」 伝統校・早稲田大学相撲部のいま
100年以上の伝統を誇る早稲田大学相撲部。昨年から今年にかけては、新型コロナウイルスの影響で活動がままならい状況に追い込まれた。そこで乗り出したのがクラウドファンディング。同部の取り組みを取材した。
- いまの横綱は土俵際で負けない──初の全勝優勝で「照ノ富士1強時代」の幕開け
横綱・照ノ富士の全勝優勝で幕を閉じた大相撲九州場所。連日横綱相撲を取り続けた照ノ富士の活躍はもちろん、その背中を追う力士たちや、来年での活躍が期待される若手力士の奮闘を振り返る、今年締めくくりの記事。
- 照ノ富士と阿炎の明暗を分けた瞬間 千秋楽は横綱の全勝優勝がかかる新時代の始まりへ
大相撲九州場所14日目。初顔合わせとなった横綱・照ノ富士と、返り入幕の阿炎の対戦に注目が集まった。結びの一番を振り返るとともに、全力で戦った両者に労いの言葉を伝えたい。
- 貴景勝撃破で「恐ろしい」の予感が本物に 阿炎が14日目に横綱・照ノ富士と対決へ
13日目を終えた大相撲九州場所。この日、平幕の阿炎が大関・貴景勝に挑み、堂々の相撲で勝利。1敗をキープし、優勝戦線に躍り出た。今日は横綱・照ノ富士との直接対決。成長した阿炎がどんな相撲を見せるか。