Yahoo!ニュース

都立高校休校延長!家庭学習に役立つ教育系YouTube(r)動画チャンネルまとめ

飯田一史ライター
YouTube「とある男が授業してみた」チャンネル再生リスト一覧より

「 KhanAcademyJapanese」

世界的に著名な無料教育動画カーンアカデミーの日本語版。英語版と比べるとコンテンツ数は少ないが、小学校~高校の算数・数学や化学基礎、物理、芸術の歴史などが学べます

「とある男が授業してみた」

書籍も出版している葉一が運営。小中高校生向け(主に高校受験生)向けに数学、理科、英語、社会、国語の講義動画、および勉強法、受験の心構えに関する動画を配信。穴埋め問題のテストを想定した文章を板書したホワイトボードを映し、語りながら単語を埋めていくスタイル。教科書準拠でオーソドックスながらわかりやすい講義で人気に。チャンネル登録者数約83万人と、中田敦彦を除いた教育系YouTuberの中ではトップクラス。

「超わかる!授業動画-数学・英語・化学」

中高の数学(数2・Bと数3・Cは別チャンネルもある)、高校英語、高校化学に関する教科書準拠のポイント解説動画と勉強法を配信。いずれも数分の動画に短くまとめたもので、聞き手が理解するまでの間を取らずにポンポン進むため、予習よりはテスト前の復習に向いている(予習に使うには再生速度を落とした方がよい)。運営者である数学担当の本田剛己 24時間サポート付きskype数学個別指導事業も展開。

「HistoriaMundi」

現役公立高校教師がYouTubeで教科書準拠ながら「年号を極力使わない」「全体の流れがわかるように」構成されたスタイルの世界史の講義をアップしたことで注目を集めた(のちに日本史・地理動画も)。YouTube上にアップされた講義動画の量は膨大だが、エッセンスをかいつまんで出版した歴史入門書『一度読んだら絶対に忘れない世界史』『一度読んだら絶対に忘れない日本史』は「大人の学び直し」需要とマッチしてベストセラーに。

「Nagira Academy」

ムンディ先生同様、現役高校教師が教科書準拠で動画を作りYouTubeで公開。こちらの科目は高校化学基礎と物理。板書していくスタイルではなく黒板風のスライドを元に顔出しせずに講義。エンタメ色は薄いためチャンネル登録者数、再生回数はそれほどでもないが現役高校生にはテスト対策などに活用されている。

「鈴木貫太郎」

昭和の海軍大将で総理大臣も務めた同姓同名の人物とは無関係の数学YouTuber。チャンネルを開くと白髪交じりのおじさんがホワイトボードを書きながらしゃべる動画が出てきて「YouTuber……?」と思うかもしれない。中身は雑談混じりに丁寧に問題を解いたり解説していく地味な数学動画。しかし中身はしっかりしているので高校数学学習者には人気が高い。『中学の知識でオイラーの公式がわかる』という著作あり。

「予備校のノリで学ぶ大学の物理 数学」

元予備校講師のヨビノリたくみが運営。チャンネル名どおり物理と数学、一部化学と生物についての解説動画を配信。「大学の」と付いているが高校数学、高校物理、高校化学の動画も充実。文系でもわかる「中学数学からはじめる微分積分」「中学数学からはじめる相対性理論」の動画がバズって書籍化されてヒット。また、これから必要だと叫ばれているAI人材が学ばなければならない大学数学をわかりやすく解説したことなどからホリエモンをはじめ著名人からも注目を集める。

「Atsueigo」

日本生まれ日本育ち、オーストラリアで会計士として働き、自ら英語スクールを開校したATSUによる英語チャンネル。動画にネイティブや中国人の英語話者、日本語のわかるアメリカ人帰国子女などが登場してトークしながらポイントを解説するものが多い。単語帳の選び方や東大・京大・センターの英語試験など受験英語やTOEIC絡みのネタも多く、人気の英語系チャンネルのツボを押さえた運営がされている。

「Morite2 English Channnel」

TOEIC本も出している元東進講師(河合塾では今も講師)で英語資格マニアとして知られる森田鉄也による英語チャンネル。予備校講師とYouTuberを天秤にかけて後者を選んだ人間のひとり。難関大学の試験問題を講評する動画や、受験系チャンネルとのコラボで人気が高い。東進辞職時に「無料で予備校レベルの講義動画を発信していく!」とぶち上げたことで注目された。

上記以外にも「高校 古文」など学年と科目を入れると出てきます(もっと細かく「三角関数」など入れるとより検索精度が上がります)。

なお、動画学習は視聴者のモチベーション喚起・維持が本人任せになると失敗しがちです。そもそも、一方的に聞いているだけだとすぐ飽きます。時間割を組む、定期的に周囲の人間が働きかけてやる気を出す・保つ、あるいはこまめに進捗を管理したり小テストを挟んだり振り返りをしたりといった施策を組み合わせながら活用しましょう。

「勉強法」動画も腐るほどYouTube上にはありますので、それらを参考にするのもいいかもしれません。ただし、勉強法動画の一部は「やっぱ開成から東大理3行ったやつはレベチ」的なエンタメ色が強い内容でさっぱり役に立たないこともあるので注意してください。

ライター

出版社にてカルチャー誌や小説の編集者を経験した後、独立。マーケティング的視点と批評的観点からウェブカルチャー、出版産業、子どもの本、マンガ等について取材&調査してわかりやすく解説・分析。単著に『いま、子どもの本が売れる理由』『マンガ雑誌は死んだ。で、どうするの?』『ウェブ小説の衝撃』など。構成を担当した本に石黒浩『アンドロイドは人間になれるか』、藤田和日郎『読者ハ読ムナ』、福原慶匡『アニメプロデューサーになろう!』、中野信子『サイコパス』他。青森県むつ市生まれ。中央大学法学部法律学科卒、グロービス経営大学院経営学修士(MBA)。息子4歳、猫2匹 ichiiida@gmail.com

飯田一史の最近の記事