ドローンによる空撮から天井裏の点検まで!全天球カメラ「THETA」は工事現場でも大活躍

ドローンに搭載した全天球カメラ「THETA」。橋の点検や現場監督に使えそうだ

リコーの「THETA」は、左右上下を360度ぐるりと撮影した「全天球イメージ」の写真や動画を撮影できる超小型デジタルカメラとして宴会などでは人気者です。

リコーの公式直販サイトで税込み3万4700円と、リーズナブルな価格なので気軽に使えそうですね。

全天球カメラ「RICOH THETA」(資料:リコー)
全天球カメラ「RICOH THETA」(資料:リコー)

このカメラを天井裏や床下、ピットなど暗くて狭い場所の現状調査に使おうと、テクネット(東京都中央区)は、隠ぺい部撮影カメラ「PanoShot」を開発しました。

THETAの周囲にLED照明装置を装備し、これをポールに取り付けたもので、ナント、ダウンライトの開口部などの小さな穴から、天井裏や床下などの現状を360度撮影できるのです。

LED照明を装備したPanoShotの先端部(写真:家入龍太)
LED照明を装備したPanoShotの先端部(写真:家入龍太)
現場での使用シーン(写真:テクネット)
現場での使用シーン(写真:テクネット)
撮影された天井裏のパノラマ写真(写真:テクネット)
撮影された天井裏のパノラマ写真(写真:テクネット)

これをダウンライトなどの穴に差し込むと、スマートフォンでシャッターを切るとその周囲の上下、左右360度を見渡せるパノラマ写真や動画が撮れるのです。

一般のデジカメだと、何枚も写真を撮るのに苦労するところですが、THETAなら1枚撮ればいいので楽ですね。

なお、THETAとLED照明を取り付けるPanoShotの先端部は、3Dプリンターで作られています。

一方、THETAのアクセサリーであるハードケース「TH-1」(税込み3510円)を使うと、THETAで水面下の現場状況を撮影することができます。

頑丈で透明なポリカーボネート製の専用防滴ケースで、「外気と水中の温度差が5度未満の環境で、約1mの深さに一時的に30分間沈めても動作に影響がでない」レベルのIPX7の防水性能を持っています。

ケースの底には三脚を取り付けるねじ穴が開いているので、これにポールを取り付けてスマホでシャッターを切る仕組みです。

防滴性を持つハードケース「TH-1」(写真:家入龍太)
防滴性を持つハードケース「TH-1」(写真:家入龍太)

さらに、今後、期待されるのが、冒頭で紹介したTHETAをドローンに搭載してのパノラマ空撮です。

ドローンの上に付けると橋梁の裏側などの点検に、下に付けると現場での施工管理などに使えそうです。

THETA自体の性能も、今後、強化されていくようですので、維持管理などで求められるさらに高解像度の写真撮影もできるようになりそうです。