iPhoneで乗り心地をチェック!道路の維持管理費を大幅にコストダウン

2台のiPhoneをダッシュボード付近に積んで走るだけで道路の凹凸を発見できる

おなじみのiPhoneを使って、道路の状態をチェックする新技術が登場しました。ダッシュボード付近にiPhoneを積んでドライブするだけで、道路の乗り心地や凸凹などをデータが取れるのです。

iPhoneは2台使い、1台はダッシュボード上に設置して路面データの収集を行い、もう1台は進行方向に向けて取り付け、現場の状態を動画によって記録します。

そして調査結果は、グーグルアース上に表示して、道路の状態が悪い部分を「見える化」します。老朽化が進みつつある日本の道路ですが、こんな方法で調査できると、異常の発見と対策がスピーディーに行えそうですね。

グーグルアース上に示した測定結果
グーグルアース上に示した測定結果

このシステムのポイントはiPhoneに搭載された角速度センサーとGPS(全地球測位システム)機能です。ダッシュボードに積んだiPhoneはX、Y、Zの3軸方向の角速度と位置データをiPhoneで計測し、路面の凸凹度合いを「国際ラフネス指数」(IRI)というデータで記録します。

これまでは高価な専用の調査機器が必要でしたが、iPhoneを使うことで大幅なコストダウンが図れます。

iPhoneで計測した角速度
iPhoneで計測した角速度

この技術は「道路路面性状簡易評価システム」というもので、JIPテクノサイエンスと東京大学が共同開発しました。

建設業では、iPhoneやスマホは意外なところで便利に使われているんですよ。例えば工事現場で図面を見る、雪に埋もれたマンホールを探す、といった具合です。iPadなどタブレット端末とともに建設業を革新する必須アイテムと言ってもよいでしょう。