2019年時点、米国での代替肉(植物性のタンパク質で作られた肉)の販売額は30%増の勢いを見せていた(ニールセンのデータによる)。そして2020年、コロナ禍を経て、代替肉は世界的に注目を浴びている。

近年、流行した感染症の多くは動物由来である。そのため、動物性の食品を避けようという傾向が欧州で見られ、イタリアでは一般客向けのスーパーでも植物性食品のコーナーが設置されている。

また、一方で、環境負荷を軽減させるため、莫大な飼料や水を消費する肉を避けて代替肉を選ぶ傾向もある。

参考:

コロナ禍の欧州で代替肉やオーツミルクなど植物性食品の需要増?環境配慮の動向:SDGs世界レポ(35)

そして、現在、商業化に向けて研究が進んでいるのが「培養肉」だ。

「代替肉」は植物性タンパク質から作られるが、「培養肉」は、動物の細胞を培養して作る肉である。

2019年に出版された、ある大学教授が執筆した書籍によれば、1931年に英・政治家チャーチルが、将来的に肉を培養することを予見するようなことを発言していた。