4月13日は喫茶店の日 環境に配慮しつつ風情のある喫茶店

上島珈琲店寺町店。中庭を眺めながら珈琲を飲むことができる(筆者撮影)

4月13日は喫茶店の日。環境配慮の取り組みが進む先進自治体、京都市には、中庭を眺めながら珈琲を飲むことができる喫茶店がある。京都市はマイボトルを推奨しており、この店も、マイボトル持参で50円引きだ。

上島珈琲店はUCCグループが運営するチェーンの喫茶店だ。上島珈琲店は、全店で、マイカップやマイタンブラーを持参すると、ドリンクが50円引きとなる。全国チェーンの喫茶店で、マイボトル・マイカップを持参すると値引きしてくれるサービスは多いが、多くは20円引き前後。

上島珈琲店では水筒を持参すると珈琲を入れてくれる。50円引き(筆者撮影)
上島珈琲店では水筒を持参すると珈琲を入れてくれる。50円引き(筆者撮影)

京都市は、新・京都市ごみ半減プランを掲げ、2000年(平成12年)に82万トンあったごみ量を、2017年(平成29年)発表時点で40トン台前半まで削減してきた。最終的には39万トンを目指している。ごみのうち、大きな割合を占めるのが食品ごみ(食品ロス含む)だ。家庭では3キリ(使いキリ・食べキリ・水キリ)を推奨している。

2018年2月に開催された京都マラソンでも、京都マラソン・オリジナルマイカップの取り組みを行なっていた。京都マラソンは、メインコンセプトの一つとして環境先進都市・京都にふさわしい大会を掲げており、マイボトル給水の実施をしている。国内のマラソン大会の中では最も環境配慮の取り組みが進んでいるのではないだろうか。

京都市は祇園祭が有名だ。ここでもエコの取り組みは進んでいる。大規模な祭りではごみが大量に発生する。祇園祭ごみゼロ大作戦は、飲み物・食べ物用の食器をすべてリユースにし、ごみを2年前の60トンから34トンにまで削減した。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックでも資源活用が議題に上がっており、祇園祭の取り組みは見習って欲しい。

京都市役所の近く、寺町通り(筆者撮影)
京都市役所の近く、寺町通り(筆者撮影)

京都市の東西線「京都市役所前」のそばに、寺町通りがある。ここに、上島珈琲店の寺町店がある。「京都がもっと好きになる」メディア、Kyotopi(キョウトピ)でもチェーン店なのに憎いぜよ★この上質な京風情★上島珈琲店 寺町店【京都市役所前】と紹介されている。

入り口入ってすぐは普通のチェーン店と変わらないように見えるが、まず、カウンターのところに「マイボトル推奨」のポスターが貼ってある。

マイボトル推奨のポスター(筆者撮影)
マイボトル推奨のポスター(筆者撮影)

京都市は、環境配慮の観点から、マイボトルを推奨している。

京都市のマイボトル推奨店のポスター(筆者撮影)
京都市のマイボトル推奨店のポスター(筆者撮影)

奥に入って行くと、左手に坪庭がある。奥には昭和を感じさせるような雰囲気のソファが設置された席がある。誰かの家に来ているような居心地の良さだ。

上島珈琲店寺町店、奥のソファ席(筆者撮影)
上島珈琲店寺町店、奥のソファ席(筆者撮影)
落ち着いた雰囲気の奥のソファ席(筆者撮影)
落ち着いた雰囲気の奥のソファ席(筆者撮影)

嬉しいのが、マイタンブラーやマイカップを持参すると、ドリンクが50円引きになることだ。これは上島珈琲店全店舗で実施している。

マイタンブラーを持参するとドリンク50円引き(筆者撮影)
マイタンブラーを持参するとドリンク50円引き(筆者撮影)

筆者は京都市役所へ食品ロスの取材をしていた期間、毎日、ここに通っていた。

上島珈琲店寺町店、奥のソファ席(筆者撮影)
上島珈琲店寺町店、奥のソファ席(筆者撮影)

「環境配慮」というと、なんだか、何かを我慢しなくてはいけないような、楽しくないイメージを受ける人もいるかもしれない。

坪庭を眺めながら食事や喫茶を楽しむことができる(筆者撮影)
坪庭を眺めながら食事や喫茶を楽しむことができる(筆者撮影)

でも、楽しみながらマイボトルで環境にいいことができるのは、気持ちもすがすがしい。

4月13日は喫茶店の日。お気に入りの喫茶店に行き、マイボトルで飲み物を楽しみたい。

奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン(株)、青年海外協力隊を経て日本ケロッグ広報室長等歴任。311食料支援で廃棄に衝撃を受け誕生日を冠した(株)office3.11設立。「食品ロス削減推進法」成立に協力した。世界資源研究所(WRI)とオランダ政府が運営し食品ロス削減を目指すチャンピオン12.3メンバー。著書に『賞味期限のウソ』『食品ロスをなくしたら1か月5000円の得』。食品ロスを全国的に注目されるレベルまで引き上げたとして第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018受賞

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気候変動が深刻化し、SDGs(持続可能な開発目標)が注目されていますが、対応に悩む企業も多いです。著者は企業広報に14年半、NPO広報に3年従事の後、執筆や講演を通して食品ロス問題を全国に広め、数々の賞を受賞しました。SDGsが掲げる17目標のうち、貧困や飢餓、水・衛生、生産・消費など、多くの課題に関わる食品ロスの視点から、国内外の事例を紹介し、コスト削減や働き方改革も見据え、何から取り組むべきか考えます。

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