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夏休みの自由研究は「ランチメイキング」

いちのせかつみ生活経済ジャーナリスト・CFP®
お母さんと楽しいランチメイキング(写真:アフロ)

夏休みもあと僅か!宿題はお済み?

8月も後半となり、そろそろ夏休みの宿題に追われ始める頃です。遊び呆けて先延ばしすれば夏休みの最終日には親子総出で徹夜をする羽目になるかもしれません。少しでも早めにお尻を叩くようにしましょう。

さて、夏休みの困りごとといえば、長いお休みだからこそ、お昼ゴハンの献立に行き詰まっているお母さんが多いはず。改めて、学校給食の有り難みを実感する時でもあります。毎日同じメニューになったり、スーパーやコンビニの弁当ですませたり、出前やファミレスを利用して乗り切ろうとしている方も少なくないと思います。

ランチメイキングって?

この夏休みに学校では教えてくれないことを家庭で教える絶好の機会にしませんか。

そこで「自分のことは自分でする」ということをテーマに「ランチメイキング(お昼ごはん作り)」をやらせてみてはいかがでしょうか?

ただ作らせるだけではありません。「献立」「買い出し」「調理」「食事」「片付け」など、自分が食べるお昼ゴハンを自分で考え、材料を調達、調理して、食し、片付けるという一連の流れを実践することで生きる力を学ぶことができるはずです。

献立-買い出し-調理-食事-片付け

「献立」では、好きなものだけではなく、好き嫌いを超えた食材をチョイスしなければなりません。

「買い出し」では、事前に予算を立てて、賢い買い物ができるかどうかが重要です。

「調理」ですが、包丁やコンロなどの危険な道具を使うこともあるので注意も必要です。

「食事」は、食べ残しがないように心がけます。

最後の「片付け」は、食器を洗い、食器棚に納め、ゴミを捨てるまで。

ただし、子どもにとって献立から片付けまでは決して簡単なことではありません。

親が教える「生きる力」

年齢にもよりますが、親がひとつひとつの作業を根気よく丁寧にアドバイスできるかが鍵となります。

子どもは親の後ろ姿を見て育ちます。まずは見本を示すところから始めましょう。

「献立」では、子どもと話し合って、まずは食べたいもののリストを出し、栄養のバランスを考えたランチメニューを作成します。苦手な食材があれば工夫して克服できるようなレシピにしていきましょう。

「買い出し」は、予算を決めます。チラシやカタログをチェックして購入する食材を選択しますが、店頭の価格とも見比べながら買い物をします。よい食材の選び方(品質、量、値段など)を教えましょう。ちなみに無駄遣いをして予算オーバーしてしまうこともあると思いますが、しっかりとその無駄と向き合わせて後悔させることができれば、決してそれは無駄ではなく、将来、賢くお金を使うことができるようになるための教育費だと考えてはいかがでしょうか。

「調理」では、道具や器具などの正しい使い方を教えて、調理の手順や方法をレクチャーしましょう。

「食事」には、食器の選び方からテーブルマナーまで食事を楽しく安全にできるようにしましょう。

「片付け」は、最後まで責任を持ってやり通すことが大切です。「終わりよければ全てよし」ということです。

課題学習はランチメイキング

親にとっても大変な試みですが、子どもに生きる力を身につけるための親ができる大切な家庭教育のひとつです。

夏休みの自由研究として「ランチメイキング」を実施してみてはいかがでしょうか。

生活経済ジャーナリスト・CFP®

大学卒業後、会計事務所に入所し、税務経理や人材育成を中心としたコンサルタントとして活躍。平成元年に日本ファイナンシャル・プランナーズ協会「ファイナンシャル・プランナー」の認定を受け、平成6年にCFP®資格を取得。家計からみた人生設計の考え方に関しては第一人者で、大阪では数少ない新進気鋭のジャーナリストである。その反面、「ゆかい亭マネー」(芸名)としてお笑い系のお金の専門家として寄席等にも出演。平成15年には、自転車で金銭教育普及のためのボランティアセミナーを行いながら日本列島を縦断。現在、テレビやラジオに出演する一方、講演会やセミナー、執筆活動など多方面で活躍中。

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