
市川ひろみ
京都女子大学法学部教授
同志社大学文学部、大阪大学法学部卒業。神戸大学法学研究科単位取得退学。専門は平和研究・国際関係論。東ドイツの市民運動、東西・統一ドイツの兵役拒否、個人の視点からの戦争を中心に研究を進めてきた。著書に『兵役拒否の思想─市民的不服従の理念と展開』(明石書店)。共著に『地域紛争の構図 』(晃洋書房)、『国際関係のなかの子ども』(御茶の水書房)、『人間存在の国際関係論-グローバル化のなかで考える』ほか。
記事一覧
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- <連載>「殺す」側の兵士たちの兵役拒否と命令拒否(5) 兵士を戦場に送る私たちの責任
- もし、あなたが上官から違法な命令を下されたら、どうしますか。
- 2017/8/27(日) 9:00
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- <連載>「殺す」側の兵士たちの兵役拒否と命令拒否(4) イラク戦争での選択的兵役拒否
- 軍人でありながら、イラク戦争に加担することを拒否した人々がいる。ドイツでは、命令拒否した連邦軍少佐の権利を認める判決が下された。
- 2017/8/26(土) 7:00
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- <連載>「殺す」側の兵士たちの兵役拒否と命令拒否(3)拒否できる上官の違法命令
- 国際法上兵士は違法な命令には従う必要はない。自衛隊員も同様だ。だが、上官から「命令に従わなければ殺す」などと脅されて強制された場合であっても、その責任から逃れられない。
- 2017/8/25(金) 10:32
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- <連載>「殺す」側の兵士たちの兵役拒否と命令拒否(2) 兵役拒否には四つの類型
- 志願制軍隊では、現役の兵士・軍人による命令拒否が、その重要性を増している。現代における兵役拒否のあり方は、登場した順に整理すると4タイプある。
- 2017/8/24(木) 7:00
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- <連載>「殺す」側の兵士たちの兵役拒否と命令拒否(1) 兵役拒否の始まり
- 今では多くの国々で兵役拒否が認められるようになったが、早かった欧州では一次大戦後、国際的には二次世界大戦後からのことである。兵役と軍務における命令拒否の歴史と論理について考察する。
- 2017/7/26(水) 13:57
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- <連載>「被害者」としての米軍兵士たち(5) 平和維持活動の「戦場」でも心に傷
- PKO活動であっても、襲撃を受け交戦する緊張を強いられる。人道目的であるがゆえに、兵士にとってはより辛い「戦場」ともなる。アフガンにPKO派遣され「傷ついた」独軍兵士の例を報告する。
- 2017/6/30(金) 12:16
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- <連載>「被害者」としての米軍兵士たち(4) 戦地でのトラウマが家族に困難もたらす
- 戦地に派遣され米兵の多くは深刻なトラウマに苦しみ、それは帰還後に家族に影響を及ぼす。 虐待が増え、戦場を経験していない子どもが、親と同じようにヘリコプターを怖がることもある。
- 2017/6/29(木) 14:05
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- <連載>「被害者」としての米軍兵士たち(3) 深刻な「殺す経験」の後遺症 自殺も多発
- 戦場で負った心身の傷は、兵士の人生そのものを大きく変える。「殺した」経験は、その人に、深い良心の呵責を引き起こす。自殺する帰還米兵は、2014年には、平均一日20名に及んだ。
- 2017/6/28(水) 7:00
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- <連載>「被害者」としての米軍兵士たち(2) 目の前の子どもを撃つべきか? 判断迫られる末端の兵士
- 子供を撃たなければならない…アフガニスタンとイラクでの「対テロ」戦で、米軍兵士は判断を迫られた。「敵」に年齢による区別はないと いう理由でだ。
- 2017/6/27(火) 7:00
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- <連載>「被害者」としての米軍兵士たち(1) 「貧困徴兵」に応じる若者たち
- 「対テロ戦争」でアフガニスタンとイラクに送られた米兵はのべ330万人。その中には暮らしに困って入隊した貧困者、市民権や滞在ビザを得るために志願した外国人が数多くいた。いわゆる「貧困徴兵」された若者だ。
- 2017/6/26(月) 13:38
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- <連載>「殺し、殺される」兵士の視点から戦争を考える
- 世界最強の米軍は絶え間なく海外に兵を送って来たが、米国市民のいったい誰が、どのような理由で兵になったのだろうか。実際に「殺し、殺される」存在である兵士の視点から海外での軍事行動について考える。
- 2017/6/23(金) 17:53
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