GoogleがSEOマーケティングを殺し、Facebookがソーシャルメディアマーケティングを殺す?

プラットフォーム側の意向には逆らえない?

米国時間2014年8月8日、FacebookがFacebookアプリおよび開発者用APIのアップデートとプラットフォームポリシー改定を発表した。

今回の改定により、なんらかの特典を提供することでFacebookページに「いいね!」をうながすようなアプリケーションやサービスは完全に禁止された。2010年にFacebookページを個人アカウント同様のタイムライン型に変更し、タブアプリをほぼ無効化したとき以来の変更だが、これによりFacebookマーケティング手法は、有効なコンテンツをひたすら投稿し続けるか、Facebook広告を利用するかに限定されることになった。Facebookアプリの提供者にとっては、パジャマのズボンに氷を突っ込まれたような気分だっただろう。

今回のFacebookの措置は、GoogleがSEOマーケティングを無効化しようとして繰り返し検索アルゴリズムを変更していることに似ている。過去の検索アルゴリズムの基本的な考え方はペイジランク――すなわちどれだけ多く、どれだけ有名なWebサイトからの被リンクを有しているかということが重視されていた。だからSEOの原則は、被リンク数を増やすことにあった。

ところがGoogleは無意味に被リンク数を増やしているWebサイトを、スパムサイトとして罰する方針を打ち出し、実際に実行した。これにより、いくつものWebサイトが失速した。

Facebookがプラットフォームポリシーを変更した意図も、Googleと同じだ。不自然な「いいね!」の獲得を行なおうとするアプリケーションやサービスはスパムだと考えたのだ。もちろん、それらの提供業者も共犯であるとしたわけだ。

僕はさまざまな場で、オウンドメディアの重要性を繰り返し解説しているが、Facebookページにどれだけ人を集めてももはや無意味だということがこれではっきりしたと考える。いや、無意味とは言い過ぎかもしれないが、そこで集めたユーザー数とトラフィックを、オウンドメディアに引き込まない限り、宝の持ち腐れであることはまちがいない。コンテンツマーケティング、インバウンドマーケティング、そして真のソーシャルメディアマーケティングとは、結局のところ自社コンテンツを自社メディアに置き、お客様をもてなす場所を自分自身のコントロール下に設置すること――それ以外にないのである。

via Mdn Interactive