モバイルOS戦争の行方は?ーついにタブレットでもAndroidがiOSを逆転

Apple vs Googleがハイテク社会の行方を変える?

長らく市場をぶっちぎりで牽引してきたAppleのiPadが、日本国内市場のシェアで ついにGoogleのNexusに追い抜かれたそうだ。

急伸する7インチタブレットの市場規模に対して後発のiPad miniの投入時期が遅かったこと、及び品薄が続いたこと、さらにタブレット市場全体が膨張する中で3G/LTE回線につないだ常時接続型モデルの購入層が増えたことで、とりあえずタブレットが欲しい、というAppleブランド信仰の影響下にない一般ユーザー層が、比較的高額商品であるiPadではなく廉価なAndroidに流れたということがあると思う。

もちろんAndroidのタブレットは、Google製だけでなくSamsungのように指名買いをされるようなブランド力を持つ商品も出ているので、今後Appleが再度市場シェアのトップ奪還は難しかろうと思う。

僕はジャーナリストの林信行さんとともに、数年前に二度にわたりAppleとGoogleの関係が蜜月から戦争状態に変化していくさまをレポートしている(「アップルとグーグル」/「アップルvs.グーグル」後者はKindleストアでも販売しているので、ぜひタブレットで読んでほしいw)。

この二つの著書を出版した頃は、AppleとGoogleをほめ過ぎ、特にAppleを持ち上げ過ぎ、という批判をずいぶんと受けたが、結果として、Appleは企業価値世界一の会社になり、スマートフォンとタブレット市場において世界最強企業として市場に君臨し続けたし、Googleもまた、Facebookなどの猛追を受けながらも、やはりIT業界の盟主として存在感を示し続けている。そして、その2強の激突が、スティーブ・ジョブズ逝去後1年が過ぎ、いよいよ深刻化していることをみれば、我々の当時の意図を理解していただけるのではないか?

現在のIT業界は、クラウドコンピューティングの利用端末としてのスマートフォンとタブレットがまず先行して市場を作り、次はテレビなどを通して家の中のネット化、および(常時ネット接続型のカーナビとして)自動車のネット化、(WebPOSとして)店舗などのネット化など、ありとあらゆる日常生活シーンへと広がり始めている。

IT業界自体はGoogleとAppleに加えて、FacebookとAmazon(彼らを総称してGAFAというらしい)の四強が席巻しているが、その中でもやはりOSを擁するGoogleとAppleの影響力は巨大と言わざるを得ない。

一回のエントリーで済ますには、この二社の戦いの場や影響の広さはあまりにでか過ぎる。もしかすると、三たび林さんを口説いて、新たにApple対Googleについての考察をレポートにまとめる必要があるかもしれない、いまそう感じ始めている。