復活!M1グランプリ!

5年ぶりにM1グランプリが復活した。

ナレーターとしてM1GPに参加したのは第2回大会からだ。

第1回大会の優勝者は中川家。

参加1603組の頂点に立ったのをテレビで視ていた。

第2回大会王者、ますだ・おかだの増田氏は、

「この時、中川家が優勝して良かった」と語る。

それは、実力者である中川家が大きな笑いをとり、

「漫才ここにあり!」という姿を魅せたから。

第2回大会で優勝できなかったら「やめなあかんかな」と

思っていた増田氏に力をもたらした優勝、

大阪の漫才師に勇気を与えた優勝だったのだ。

私にとっても第2回大会は、ナレーションを担当することになった

記念すべき大会だった。

大阪・朝日放送が制作するM1GPには、大阪の漫才師と共有する

「勝負じゃ!」という熱気が溢れていた。

VTR映像からは、伝わりすぎるくらいの緊張、恐れ、期待、不安。

その「気」をしっかりと感じ取りながらのナレーション録音。

気負いをコントロールしながら、出場者へのリスペクトと、

共に参加しているのだという気持ちでいっぱいだった。

第3回はフットボールアワー、

第4回はアンタッチャブル、そして第5回のブラックマヨネーズの優勝で、

M1グランプリの評価は不動のものになったと思う。

2006年の第6回大会はチュートリアル。

その鬼気迫る漫才は「完全優勝」という偉業を導きだした。

さらに第7回大会のサンドウィッチマンは敗者復活からの逆転優勝。

数々の「伝説」を生み出しながら、第8回はNON STYLE、

第9回のパンクブーブーと漫才の完成度を増していく。

そしてラストイヤーとなった2010年。

第10回大会を制したのは、9年連続決勝の舞台に立ち、

その独特な世界で勝負し続けてきた、笑い飯!

ナレーターとして彼らを紹介する時、

年々、思い入れが強くなっていった。

「笑い飯!」とコールする、その語り口に思いを乗せてきた。

毎年、微妙に違う「笑い飯」コール。

「WA」は勢いをつけやすいが、「MESHI」の「SHI」を

きちんと有声化すると語尾が流れる感じになる。

だから無声化に近いか、ほぼ無声化をして「SHI」を発音してきたが、

実は結構「勢いのあるコール」をしにくい名前だった。

そういう意味では、中川家、ますだ・おかだも「しにくい」名前だった。

5年ぶりに復活したM1GPのメンバーは、

出番順に、メイプル超合金、馬鹿よ貴方は、スーパーマラドーナ、和牛、

ジャルジャル、銀シャリ、ハライチ、タイムマシーン3号の8組に、

6日当日の14時半から行われる、準決勝敗退20組による

敗者復活戦を制した1組。

コンビ名コールをするかどうか、これを書いている時点では不明だが、

どのコンビも「勢い」をつけやすそうだ。

オープニングのナレーションは、私自身の思いを込めて。

そして今回も、映像から溢れ出てくる漫才師達の「気」に乗せてもらう。

それこそがナレーター冥利というものだ。

果たして、誰が栄冠を勝ち取るのか。

ギャオで配信中の、3回戦・準々決勝のネタを視たが、

決勝進出者は期待に違わない「おもしろい!」漫才をみせてくれている。

私の注目はジャルジャルだ。計算された展開。言葉を大事に遊び、

見事「ジャルジャルスタイル」を創り上げている。

漫才であるにも関わらず、「勝負の舞台」となるM1グランプリ。

それを審査するのは、歴代の王者達。

エネルギーが充満した「テレビ」を是非ご覧頂きたい。

6日、日曜日、18時半からだ。

今年は大阪・朝日放送ラジオで「裏M1」を放送。

メッセンジャー・あいはらさん、桂三度さんと一緒に参加させていただく。

楽しみこの上ないM1グランプリとなった。感謝!