小学6年生の夢がかなった

子供達が生き生きと頑張っているのはいいものだ。

それも自分が暮らす地元の子供達のこととなると

身近に感じて応援のひとつもしたくなる。

小学6年生が、小学校生活の集大成として、

全部自分たちの手で映画を創り地元の映画館で上映する、

資金も自分たちで集めるためバザーを開いたり、

クラウド・ファウンディングを活用する、

そんなとてもアグレッシブな子供達のチャレンジと聞けば、

応援しないわけにはいかない。

保護者が「萱野小映画プロジェクト上映実行委員会」を立ち上げた。

そして、クラウド・ファウンディング(以下CF)に応募した。

CFは「インターネットを介して不特定多数の個人から資金(支援金)を

集める、新しい資金調達の手段」として注目されている仕組みだ。

私はもちろんクリックして寄付をした。

コメント欄があったので、

「ナレーターです。予告編などのナレーションが必要なら

協力します」といったコメントを残した。

ここから「ご縁」が生まれた。

先日、大阪・朝日放送ラジオで、この取り組みを紹介した。

短い時間の紹介だったが、生徒や保護者が偶然、聴いていたようだ。

そう、偶然。しかしそれがラジオの力。

萱野小に問い合わせがあった。

「PRをしているのか?」

「いや、そんなことはしていない」

校長先生がそれを知り、私を探してくれた。

校長もフェイスブックをされていて、私にメッセージをくださった。

繋がった。SNSの力だ。

自宅の近くにある萱野小学校へ伺うことになった。

大阪府箕面市にある萱野小学校は、

「自分がすき! 友だちがすき! 学校がすき!」

「地域・社会に開かれた楽しい学校づくり」をテーマに、

教育活動に取り組んでいる。

校長室に通された。

校長先生の他、3人の先生方と会って話をした。

地元を舞台にした4つのストーリーを

子供達が脚本を書き、監督し、出演した。

インフルエンザの影響で思うように進まないこともあったそうだ。

予告編のナレーション録音日。

子供達と会うことができた。

ネットで映画制作のことを知り、

ラジオでそれが拡がり、SNSでやりとり。

そして直接会うことで、我々は繋がった。

自分の子供が通っている学校ではない。

地域の自治会に参加してもいない。

箕面市に住んでまだ1年あまり。

そんな男、それも子供達にしてみればおじいちゃんのような、

なんの縁もなかった私が、こうして繋がる。

なんて素敵なことなんだろうと思った。

先週の土曜日。

ついにその日はやってきた。

朝7時45分。

上映開始と同時に拍手が湧きおこった。

「地元の映画館で上映したい」

その夢が実現した。

今や、簡単に動画が撮れ、ネットに投稿できる時代に、

1年がかりで映画制作に力を注いだ子供達。

先生や父兄に助けてもらいながら、

地元の人達と関わりながら「映画づくり」をしてきた。

萱野小学校6年生の映画「時繋木(ときつなぎ)」

制作に関わった子供の中から、

将来、映画監督や俳優になる子が出てくるのだろうか。

少なくとも今回の経験が、将来の職業選択に影響を与えた、

そんな子供がいることは間違いないだろう。