日本人に米式プレゼンは合うのか!?

アメリカ人は幼稚園に行く前からShow&Tellという

「プレゼン・トレーニング」を始める。

自分の好きなものを見せて、それについて話す、というトレーニングで、

高校生になるといよいよ本格的なプゼンテーション訓練をするようになる。

と、プレゼンの本に書いてあった。

それによると、アメリカ人にとって「プレゼンが出来て一人前」で、

社会人に必要なスキルということらしい。

東京オリンピック招致のプレゼンテーションで、

アメリカ式プレゼンが行われた。

日本語で行われたそれは、とても素晴らしく効果的だった。

だから東京にオリンピック開催が決まった、ということだ。

しかし、私にはどこかコソバイ感じがした。

新製品発表のプレゼンにも感じてきたことだ。

「音」なんだ。

音使いにリアリティがないのだ。

冒頭のYoutubeで表現しているように、

音使いを「高め」でやると、どこか嘘くさくなるのだ。

高めの音の使い方が大事で、それはプロのスキルになるけれど、

今後もプレゼンが「社会人が身につけておくべきもの」に

なっていくのなら、是非意識してもらいたい。

国語の授業がいけないと思っている。

「朗読の仕方」「語りの仕方」を教えずに授業で読ませるからだ。

プレゼンは、まさに聴衆に語りかけるものだ。

授業を思い出してもらいたい。

語りかける訓練もしていない状態で「読まされる」のだ。

声は小さく、棒読みで、「共通語アクセントもどき」で、

なんとか読もうとするが、これがいけない。

この経験が尾を引いている。

語尾を下げ切ることしないし、上げ切ることもしない。

無表情な、抑揚のない、ただ文字を発音しているだけ。

できるだけ「目立たないように」やってきたのが国語の授業。

この原体験の影響は実に大きい。

企業向けのプレゼン講習にアナウンスレッスンがあるようだ。

そういった講習を受けた方、これから受ける方もいるだろうが、

「音使い」を意識して欲しい。

専門的には強調するためには「言葉を立てる」というのだが、

強調のために「強く」せず「高く」することを意識して欲しい。

そして語尾をきちんと下げ切る。

音の高低を使うことで表現力は格段に違ってくる。

英語のアクセントは強弱だ。

日本語のアクセントは高低なのだ。

だから日本語で米式プレゼンをやるには、

強弱で表現しようとするよりも、

高低で表現することを取り入れるべきだ。

それによって、日本語によるプレゼンが、よりリアリティを持ち、

伝わる力を強くしていくと思う。