『週刊現代』が5月から、月3回刊行になってしまった。

 要は毎号赤字だから、1号減らせば1号分の赤字が減るという苦肉の策らしい。号当たりの赤字を200万円として年間50冊なら1億円の赤字だから大きい。

 ABC(Audit Bureau of Circulations=新聞・雑誌部数公査機構)の数字を見てもわかる通り、大手週刊誌は軒並み前年同期比10数%減で各誌、全盛時の半分から、3分の1の部数。

 背に腹は変えられないと言われればそれまでだが、週刊誌が大好きで、毎週、産経新聞で「週刊誌ウォッチング」というコラムを、もう15年近く続けているぼくとしては寂しい。

 月3回発行で発売日が不定なのも困る。月曜は『週刊現代』と『週刊ポスト』、火曜は『週刊朝日』と『サンデー毎日』、水曜『ニューズウィーク日本版』、そして木曜が『週刊文春』と『週刊新潮』という購買リズムが狂ってしまう。

 しかも『現代』『ポスト』、最近は年金、終活、健康ものばっかりで、毎号、毎号似たような表紙だから、既に買ったものかどうか店頭で迷う。間違って同じものを買ってしまった時は悔しかった。『BUBUKA』も表紙は似ていて、間違って買ってしまったことがある。

 赤字についていうと、現在、週刊誌で辛うじて赤字でないのは『週刊文春』くらいだろう(あくまで推定)。

 何より大きいのは広告の激減で、ぼくがやっていたころの『週刊文春』は号当たり、約1億円の広告が入っていた(当時、『新潮』が2~3000万円)。現在では『文春』でも多くて5000万、平均すれば2~3000万ではないか。ということは『新潮』はもっと少ないハズ(これも推定)。たしかに『新潮』を見ても精力剤などの広告が目立つ。

 一方、人件費は上がる一方。週刊誌の場合、『文春』『新潮』なら部員が約50人、『サンデー毎日』『週刊朝日』でも20人はいるだろう。ひとり年収1000万円として5億円。これはそうそう削るわけにはいかないから、必然的に取材費にしわ寄せがくる。

『現代』や『ポスト』が終活ものや健康ものに走るのも取材費がかからないという面もある。