日大内田監督の“自供”、『週刊文春』を隠れ蓑にした朝日、産経。

日大アメフト問題、今週の『週刊文春』(5月31日号)が、さすがのスクープ。内田監督が試合後、記者に囲まれて、こんな発言をしていたというのだ。

「宮川はよくやったと思いますよ。もっといじめますけど。だけど、そうじゃなかったら関学みたいなチームに勝てないでしょ。法律的にはよくないかもしれないけど、そうでしょ」

「内田がやれって言った、でいいじゃないですか」

「あのぐらいラフプレーにならないでしょ」

「昔、僕ら毎試合やってたよ」

記者会見では否定していたが、内田監督、確信犯だということがよくわかる。

当然ながら、その場にいたスポーツ紙や一般紙の運動部記者は、その時の内田監督の発言を知っていたはずだ。録音もしていたろう。『週刊文春』もその辺からテープを入手したに違いない。なのに、なぜ新聞はこの発言を書かなかったのか。

途中で内田監督はたしかに「オフレコだ」と釘を刺している。しかし、記者たちがそんな問題発言の一方的なオフレコ宣言を了解したとしたら大問題だ。

そして、もっと問題なのは、『週刊文春』が出た途端、朝日、産経がこの内田発言を報じたことだ。朝日は25日に「朝日新聞の取材で分かった」として報じ、産経は26日に「報道陣の取材に応じた際の音声データが残っていた」として報じた。

要は自分たちも録音していたが、オフレコを破って報じる勇気はなかった、『週刊文春』が報じたから、責任は回避できる。じゃあ報じようということだろう。

新聞は、ここまで堕落しているのだ。