f『文藝春秋』の偏向ぶりが目に余る。

 安倍叩きに狂奔、まるで朝日新聞かと見紛うばかりだ。

 7月号の特集タイトルが「驕れる安倍一強への反旗」で、トップの論文は前川喜平前文科次官の手記「わが告発は役人の矜持だ」。

 前川氏は、その前に週刊誌やテレビのインタビューでさんざん喋りまくっており、新しい内容は何もない。『文春』ともあろうものが、と呆れていたら、続く8月号の特集が、

「安倍首相が自民党を劣化させている」として村上誠一郎議員の手記がトップ。

 村上誠一郎といってもほとんどの人は知るまい。元河本敏夫氏の秘書で、当選回数こそ10回だが、小泉内閣で一度行革、構造改革特区などを担当する大臣をつとめただけ。党内で全く存在感がない。こんな人物を『文春』は“ミスター自民党”と持ち上げ、安倍叩きの手記を書かせているわけだ。

 続いて、8月10日に発売になった9月号。

「安倍政権でいいのか。自民党国会議員408人緊急アンケート」

 つまり、3号続けて、トップの特集で安倍叩きをやっている。

 しかし、「自民党国会議員408人アンケート」と言うが、読んでみると答えているのはたった27人。つまり10パーセント以下。殆どの議員が答えていないのだ。答えを寄せているのは石破茂とか村上誠一郎とかイワク付きの連中ばかり。

「全国会議員アンケート」と謳うならせめて100人くらいの答えは確保してほしい。コネを使うなり、何度も催促するなり、かつての『文藝春秋』編集部なら、それくらいの努力はした。

 408人聞いて、たった27人では恥ずかしくて、記事にできない。

 要は何が何でも安倍政権を叩きたいということなのだ。そのためには恥も外聞もないということなのだ。

「安倍政権は極右の塊。一刻も早くつぶさなくては」と発言した(2016年12月13日ブログ参照)松井清人社長の「御意向」か何かしらないが、文春に育ててもらったOBのひとりとして、情けなくなる。

 これでは朝日新聞と変わらないではないか。

 文春ジャーナリズムは死んだ、と言いたくなる。