稲田朋美政調会長が新年会に、ともみの酒一本くらいもって行ったって、儀礼の範囲だ。

産経新聞の「週刊誌ウォッチング」でも少し触れたが、片山さつき参議院議員の遅刻問題、いったいこれほどまでに大騒ぎするほどのことなのか。

3月30日の参院外交防衛委員会の理事懇談会に遅刻したとせめられているわけだが、たったの2分ほど。しかも片山氏はその直前、外務省に言われ外交防衛委員長としてEU訪問団の連中と会談していた。

そんな時、理事懇があるからと相手の話を打ち切って出にくい場合もあるだろう。そんなことをしたら相手に失礼に当たる。

片山氏が、こうこういう理由で遅れました、申し訳ありません、と謝って理事懇を開けば、それで済む話ではないか。

2日の外交防衛委員会では片山氏が改めて、頭を下げて謝罪しているのに、民主党の小西洋之議員は、居丈高に、

「書いてあるものを読み上げてるだけじゃないですか!」

最後は片山氏が涙ぐみつつもう一度謝罪して終わった。

もう一度、言うが、たかが2分の、それも公務が長引いての遅刻だ。

もう一例、『週刊新潮』が前号(4月2日号)はワイド特集で、今号(4月9日号)は特集まで組んだ稲田朋美政調会長の「ともみの酒」問題。

要は、稲田朋美氏が、地元福井の選挙区の新年会に出席する時に、自らつくった「ともみの酒」というラベルを貼った日本酒を持参したというもの。

これが公選法に触れる、と『新潮』は糾弾しているのだ。

しかし、日本酒1本、しかも4合びん(2500円)、地元の農事組合法人がつくった酒に、「ともみの酒」というラベルを貼ったものだという。

国会議員が地元の新年会に行くのに手ぶらでというわけにもいくまい。この程度なら、ま、儀礼の範囲と言っていいのではなかろうか。

つい先頃問題になって、いつの間にやら終息した、国の補助金をもらっていた企業からの献金問題もそうだ。

ある程度の企業なら、なんらかの形で国の補助金やら、関連団体からの助成金を受けているケースは多いだろうし、議員の方も献金を受けた企業について、そのすべてをチェックすることは不可能に近いだろう。

だから、結局、野党も同じようなことをやっていたということで終息したわけだ。

何が言いたいか。

要は最近、野党も週刊誌もあまりに些末なことにこだわり過ぎるということだ。そんなチマチマしたことばかり言いたてていたら政治家になり手がなくなる。

遅刻はたしかにしない方がいい。「ともみの酒」も持参しない方がよかった。しかしどちらもたいした話ではない。

こんなことで、ふたりの優秀な政治家をつぶして(ま、つぶれやしないだろうが)、いったい何になるのか。

献金問題もそうだ。

こんなことばかり追及していたら、大金持ちか世襲でしか議員になれなくなる。あるいは組合のヒモつきか。

マスコミはもっと「巨悪」を追及してくれ。

ただし、これも「週刊誌ウォッチング」で触れたが、“浪速のエリカ様”上西小百合議員(維新)の「国会欠席、不倫?旅行」、これはいけません。

前からフン、どこがエリカ様だい、と思っていたが、そっちの方が“エリカ様”だったとは。