「いけだかよこしね」

自分がこう書かれたら池田香代子、どう反応するか見物だ。

200万部のベストセラー『ソフィーの世界』(NHK出版)や絵本『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス)の翻訳者として知られる池田香代子が4月16日、ツイッターで「あべしね」とツイートして、批判殺到。すぐに削除して「くたばっちまえ アーベ」と書き換えた。

政治家たるもの、その言動、政治活動についてどんな批判をしてもいいし、またそのくらいの覚悟はしているだろう。

池田が安倍政権を気に入らない、批判する、これは自由。しかし、一国の総理をつかまえて「しね」はないだろう。

ドイツ語翻訳家か平和活動家か知らないが、少なくとも物書きなら、もう少し論理的に書いていただきたい。ガキのケンカじゃないんだから。

橋下徹大阪市長のツイッターもそうだが、ネットを通すと人はなぜ他人に対してこう口汚くなれるのか。橋下市長には「そこまで言って委員会」などで会う度に、「あれだけは止めた方がいい」と忠告しているのだが、聞かない。

池田もたとえば新聞や雑誌の寄稿だったら「あべしね」とは絶対に書かないだろう。

そういや、池田、かつて在日韓国人に対するヘイトスピーチについて講演でこんなことをしゃべっていたという。

「これは日本だけの傾向ではありません。ヨーロッパでもアメリカでも、アジアでも起きています。こうした排他主義を乗り越えて、対話と交流の文化を作り上げることが必要なのです。ヘイトスピーチには毅然とした態度で立ち向かうべきです」

「あべしね」こそ、まさに典型的ヘイトスピーチではないか。

「いけだしね」。どう思う。

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