北海道 異例の雪の少なさ

(18日の札幌市内。雪は一切見当たらない。 筆者撮影)

北海道では積雪がこの時期としては極端に少なくなっています。

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(積雪深の平年比 気象庁ホームページより)

図は、きょう19日午後6時の積雪深を平年と比べたものです。ほとんどの地点が40%未満を示す紺色の表示になっていて、平年の半分にも満たない状態になっています。ではこの冬、雪の降っている量が極端に少ないのかというと、実はそうではないのです。

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(累積降雪量の平年比 気象庁ホームページより)

上の図はこの冬、きのう18日までに降った雪の量を平年と比べたものです。青系の表示で平年よりも少ないところが多いですが、それでも80%以上を示す水色や一部100%以上の黄色の地域もあります。降った量のわりに積雪が増えていない理由は、気温の変化にあります。

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(札幌最高気温と積雪深の変化 筆者作成)

上の図は札幌の初雪が観測された11月7日からの最高気温の変化を折れ線で、それぞれの日の最深積雪を棒グラフで示した図です。雪が降ったと思ったら今度は気温が上昇して、積もった雪が急速にとけていることがわかります。この冬はこうした傾向がしばらく続いていて、一度雪が積もってもなかなか根雪(長期積雪)になりません。

ただ、積雪の少ない状態は徐々に解消に向かいそうです。というのも、きょう19日に気象庁から発表された1か月予報によると、今後1か月は寒気の影響を受けやすくなりそうです。気温は平年よりも低く、日本海側の降雪量は平年並みか多くなると見込まれています。

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(19日発表の1か月予報 気象庁ホームページより)

雪が少ないと生活者としてはありがたいことが多いですが、スキー場をはじめ雪は北海道の大切な観光資源でもあります。

このため、今後降雪量が平年並みか多いということは、個人的には安心情報としてとらえています。