北海道 9月なのに真夏の暑さ 今後の見通しは?

札幌大通公園の様子(筆者撮影)

札幌の大通公園を歩いていると、早くも紅葉が始まっている樹木を見つけました。

このサトウカエデは毎年色づきが早いのですが、この木が色づき始めると少しずつ秋めいてきていると感じます。ただ、そんな秋らしい光景とは裏腹に、道内はきのう8日、きょう9日と真夏に逆戻りしてしまったかのような暑さになりました。

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(気象庁ホームページより)

こちらはきょう9日の最高気温を色であらわしたもので、気象庁のホームページから抜粋しています。北海道も多くのところで赤い表示の30度以上となっているのがわかります。さらに、各地点の四角の周囲を黒枠で囲われてそこから斜めに線が伸びている地点がありますが、これは9月としては観測史上最も高い気温ということを示しています。北海道を見てみると、道央や道東周辺を中心に多くの地点にこの表示がついているのがわかります。主な地点ですと、根室では1879年(明治12年)から観測を行っていて140年の観測の歴史がありますが、きょう9日の最高気温は29.5度で、この長い観測の歴史の中でも一番の暑さ(9月としては)だったということです。

■暑さの原因は台風

この暑さの原因(のひとつ)は関東各地に大きな影響をもたらした台風15号です。

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(9日9時の実況天気図 ウェザーマップ提供)

まず、きょう9日の天気図を広い目で見ると、北海道付近は南に高気圧、北に低気圧という気圧配置になっています。これは、南の高気圧から吹き出す暖かい空気が北の低気圧に向かって吹き込むため「気温が上がる気圧配置」です。そしてもう少し細かく見ると、その高気圧と低気圧の間に入っているのが台風15号です。南高北低の、南から北へ向かう風の流れの中に熱帯の空気のかたまり(=台風)が入り込んだことで、北海道にもこの熱帯の空気が届き、各地で9月としては極端な暑さになっているのです。

■今後の見通しは?

真夏に戻ってしまったかのような暑さですが、今回の暑さは真夏のように長くは続きません。

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(予想最高気温 ウェザーマップ提供)

各地の予想最高気温を見ると、あす10日は札幌で29度、帯広で30度とまだ暑さが続きますが、あさって11日以降は極端な暑さのところはなさそうです。さらに、乾いた空気が流れ込んで湿度が低い日が多くなりますので、気温は平年より高めでも空気はカラッとしてしのぎやすい暑さとなりそうです。ただ、きょう9日に真夏日になった網走は12日木曜日の最高気温が18度と、数日で急に気温が変化します。突然の暑さ、そしてこの先の急な気温の変化で体調を崩さないようご注意ください。