札幌 『根雪の終日』は3月19日 統計開始以来4番目の早さ

きのう2日、札幌のこの冬の『根雪の終日』は先月19日だったと発表されました。

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(けさの札幌市内の様子 筆者撮影)

札幌ではきのう2日はまとまった雪が降り、うっすらと雪が積もりました。けさの札幌市内の様子を見ると、アスファルトの部分などはほとんど雪がとけていますが、日かげなどにはまだ雪が残っている状況です。ただ、こうした雪は『根雪の期間』には含まれません。というのも根雪の定義は細かく決められているのです。

札幌管区気象台のホームページによると

積雪継続期間が30日以上にわたるとき、その初日から終日までの期間のことを長期積雪(根雪)といいます。ただし、積雪継続期間が10日以上の期間が複数ある場合は、その間の無積雪期間が5日以内であれば、その期間を通じて積雪が継続したものとみなされます。

とされています。

いったん積雪がなくなっても5日以内にまた雪が積もり始めてその雪が積もった状態が10日以上続けば、一連の積雪とみなされます。(次の図参照)

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(筆者作成)

このため根雪の終日はすぐに発表されるものではなく、のちに振り返って「この日が根雪の終日だった」と発表することになります。3月中に根雪がなくなることは珍しくないとはいえ、3月19日と中旬に雪がなくなるのは1990年以来29年ぶりのことですし、1961年の統計開始以来で見ても4番目の早さになります。

■この冬は『降り出しの遅さ』と『後半の大失速』

振り返ればこの冬の札幌の初雪は11月20日と、統計開始以来1890年と並んで最も遅い初雪でした。

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(日最深積雪と平年値、昨年値の比較 札幌管区気象台ホームページより)

この冬の雪の降り方を振り返ると、前半は平年を下回りながらも去年とはさほど違いなく積雪が増えていきました。しかし、2月7日に最深72センチを観測した後は急に失速、雪自体はあまり降らなかったこと、気温が高かったことなどで急速に雪どけが進んで、先月19日の『積雪なし』に至ります。去年11月からきのうまでに降った雪の量は334センチ、札幌では一冬に降る雪の量は平年で597センチですから、およそ半分の雪しか降っていないことになります。

■3月下旬は季節足踏み、今後は?

根雪が早く終わった札幌ですが、3月下旬は気温があまりあがらず、季節の歩みにブレーキがかかっている状態です。

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(前10日間平均気温 気象庁ホームページより)

前10日間の平均気温を見ると、全道的に水色や青の表示で平年を下回る寒さになっています。道北やオホーツク海側では濃い青の表示で、平年よりも3度以上低い所もあります。一度暖かさになれた体にはつらい日々が続いています。

一方、この先はまた暖かくなってきそうです。

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(上:札幌の予想最高気温(3日11時発表・単位は℃)下:3ヶ月予報(気象庁ホームーページより))

札幌の予想最高気温(上図)を見ると、あす4日以降はこれまでよりも少し寒さが和らぎそうです。さらに長いスパンの3ヶ月予報(下図)では、4月と6月の気温はほぼ平年並みですが、5月は平年並みか高くなる見込みです。

春の足踏みはこの先解消に向かって、5月にはまた一気に季節の歩みが加速するタイミングがありそうです。