多様な種類が販売され、多くの人には食生活の上で欠かせない存在の冷凍食品。普段から冷凍食品を購入している人は、いくらぐらいの額を消費しているのだろうか、また冷凍庫に常備しているのだろうか。マルハニチロが2021年10月に発表した「冷凍食品に関する調査2021」(※)から、その実情を確認する。

最初に示すのは、普段冷凍食品を購入するために、どれぐらいの金額を消費しているかの実情。1か月あたりの金額を答えてもらっている。1000円台とする回答がもっとも多く、直近の2021年では31.1%となった。

↑ 普段、冷凍食品購入のために使っている金額(普段から冷凍食品を自身で購入する人限定、1か月あたり)(2021年)
↑ 普段、冷凍食品購入のために使っている金額(普段から冷凍食品を自身で購入する人限定、1か月あたり)(2021年)

1000円台の次に回答が多い属性は3000円~5000円未満の17.8%、そして2000円台の17.3%が続く。平均金額は2894円で3000円近く。大体1日100円と見ればよいだろうか。中には1万円以上を消費している人もいる。大人数の世帯の人か、あるいは冷凍食品が大好きな人だろうか。

前回調査となる2019年と直近分の2021年分とを比較すると、1000円台が最大回答値の属性であることに変わりはないものの、3000円以上の属性で2021年の回答値が増え、それ未満では減っており、明らかに消費金額が増えていることが分かる。実際に平均金額を算出すると、2019年では2465円だったのに対し2021年では2894円と400円以上ものアップ。単純に冷凍食品の相場が上昇した以外に、新型コロナウイルスの流行で在宅機会が増えたことによる内食の拡大で、冷凍食品の需要が増加したことも大きな要因なのだろう。

次に常備数について。冷凍食品は冷凍庫に入れておくことで、それなりに長期間保存できるのが特徴の一つ。それでは実際に、どれぐらいの品数が冷凍庫に収められているのだろうか。

↑ 普段、何品ぐらいの冷凍食品を冷凍庫に常備しているか
↑ 普段、何品ぐらいの冷凍食品を冷凍庫に常備しているか

直近年の2021年では3品と5品が競る形で大きな値を示しており、それぞれ22.0%・23.5%。実際には冷凍食品の種類やパッケージの大きさにも依存することになるが、冷凍庫には3品や5品の冷凍食品が入っているとの回答が多いことになる。次いで2品の15.2%、10~14品の10.0%。中には15品以上も入っている人も5.8%いる一方で、1品も入っていない人も1.6%いる。

前回調査の2019年での結果と直近の2021年のを比較すると、大きな値を示しているのは2品・3品・5品の区分で変わりはないものの、2品・3品は2019年と比べて2021年は減っており、5品は増えている。0品の人は2021年で減っており、15品以上の人は増えている。明らかに冷凍庫に常備している冷凍食品の数が増えているのが分かる。実際、平均品数を見ると、2019年では4.7品だったのが2021年では5.2品となり、0.5品増えている結果が出ている。恐らくはこれも、新型コロナウイルスの流行で在宅機会が増えたことによる内食の拡大で、冷凍食品の需要が増加したのが主な要因だろう。

冷凍食品を買っている人は、ぜひ一度自宅の冷蔵庫の冷凍庫に冷凍食品が何品入っているか数えてほしい。案外自分が考えているよりも、多くの品数が入っているかもしれない。

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※冷凍食品に関する調査2021

2021年9月14日から15日にかけて20~59歳の男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は予備調査(全体)が1466人・本調査(月1日以上冷凍食品を利用する人)が1000人。男女比、10歳区切りの年齢階層別でそれぞれ均等割り当て。過去の調査もほぼ同じ条件で実施されている。

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