多様な種類が販売され、多くの人には食生活の上で欠かせない存在となりつつある冷凍食品。普段から冷凍食品を購入している人は、どのような種類のものをよく買っているのだろうか。マルハニチロが2021年10月に発表した「冷凍食品に関する調査2021」(※)から、その実情を確認する。

次に示すのはよく購入する冷凍食品を複数回答で答えてもらった結果。報告書では全体と男女それぞれ上位10品目のみが掲載されており、全体の値を中心にグラフ化をしたことから、該当する値が非公開のために空白となっている属性がある。

↑ よく購入する冷凍食品(普段から冷凍食品を自身で購入する人限定、複数回答、上位陣、属性別)(2021年)
↑ よく購入する冷凍食品(普段から冷凍食品を自身で購入する人限定、複数回答、上位陣、属性別)(2021年)

全体でもっとも人気を集めたのは焼き餃子で55.8%。普段から冷凍食品を自身で購入する人の半数以上は焼き餃子をよく買っていることになる。餃子を皮や具材から作るとなると大変な苦労が必要になるが、冷凍の焼き餃子なら説明書の通りにフライパンで焼けばそれで完成。これほど楽なものはない。コンビニなどで販売している一人用の焼き餃子なら、(電子レンジでの加熱のため厳密には焼き餃子とはいい難いが)、フライパンでの焼き調理すら不要で、電子レンジで温めればよいだけの話。

次いでから揚げが44.6%。こちらも焼き餃子同様に衣をつけるなどの工程は不要で、油で揚げればよいだけの簡単な食品。最近ではすでに火を通してあるので電子レンジで加熱するだけで美味しくいただけるものもあり、これならばさらに準備は楽になる。

さらにチャーハンのような主食、枝豆・茶豆のようなおつまみ系のものが続き、おかずとしてだけでなく主食やおつまみとしても冷凍食品は重宝されている実情がうかがえる。

男女別の動向を見ると、トップの焼き餃子の人気ぶりは男女で違いはないが、それに続くのは男性ではチャーハンなのに対し、女性はから揚げが入っている。またトップの焼き餃子は男性より女性の方が人気は高いようだ。

また、おつまみとしてよく知られている枝豆・茶豆が、男性は5位で27.1%なのに対し、女性は4位で39.1%となり、女性の方がかなり高い割合となっている。枝豆・茶豆をおつまみに一杯という家飲みは男性のイメージが強いように思えるが、冷凍食品に関しては女性の方が人気があるということだろうか。

女性は上位(自属性の10位以内)にブロッコリーやほうれん草などの野菜類が入っており、男性と比べると冷凍食品における需要の多様性が見て取れる。あるいは家族全体の食事でのおかずとして購入しているのかもしれないが。

一方で男女を問わずトップ3は焼き餃子、チャーハン、から揚げ。スーパーやコンビニの冷凍食品コーナーにこれらの商品が多数並んでいるようすは、すぐに思い返せるはずだ。

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※冷凍食品に関する調査2021

2021年9月14日から15日にかけて20~59歳の男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は予備調査(全体)が1466人・本調査(月1日以上冷凍食品を利用する人)が1000人。男女比、10歳区切りの年齢階層別でそれぞれ均等割り当て。過去の調査もほぼ同じ条件で実施されている。

(注)本文中のグラフや図表は特記事項の無い限り、記述されている資料からの引用、または資料を基に筆者が作成したものです。

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(注)グラフ中の「ppt」とは%ポイントを意味します。

(注)「(大)震災」は特記や詳細表記のない限り、東日本大震災を意味します。

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