子供が使うインターネット利用機器としてのスマートフォンなどは専用か保護者と共用か(2019年公開版)

↑ 親子でスマートフォン。子供としては自分専用のがほしいのかもしれないが。(写真:ペイレスイメージズ/アフロ)

子供達がインターネットのアクセスに利用するスマートフォンやタブレット型端末は高額なもので、子供の小遣いで購入するのは難しい。また利用管理の観点で保護者と共有した状態で使うこともあるだろう。その実情を内閣府が2019年5月に確定報の詳細値を発表した「2018年度青少年のインターネット利用環境実態調査」(※)の結果から確認する。

次以降に示すのは該当機器でインターネットを利用している小中高校生について、その機器の利用状況を専用・共用の観点で尋ねた結果。例えばスマートフォンで総数において自分専用は79.9%と出ているので、小中高校生全体でスマートフォンを使ってインターネットを使っている人のうち79.9%は、そのスマートフォンが該当者専用のものであることを意味する。

↑ インターネット利用機器の専用・共用状態(スマートフォン、該当機器でインターネット利用者限定)(2018年)
↑ インターネット利用機器の専用・共用状態(スマートフォン、該当機器でインターネット利用者限定)(2018年)

スマートフォンは例えばパソコンと比べれば機動性が高く自宅外でも個人で使われるケースが多々あることなどから、自分専用の割合が高いものとなっている。総数でもほぼ8割が自分専用で、保護者との共用は17.3%でしかない。小学生では5割台、中学生でも2割近くは保護者との共用。高校生になるとほぼ100%、自分専用のものとなる。なお、男女別の差異はさほど無く、傾向だった動きは見られない。

続いてタブレット型端末。

↑ インターネット利用機器の専用・共用状態(タブレット型端末、該当機器でインターネット利用者限定)(2018年)
↑ インターネット利用機器の専用・共用状態(タブレット型端末、該当機器でインターネット利用者限定)(2018年)

子供が使う場合は自宅利用となる場合が多い、自宅内の無線LANによるアクセスがメインとなるなどの事情から、保護者と共用による利用が多い。また、兄弟姉妹と共用の割合も高いものとなっており、子供一人一人に持たせるのでは無く、兄弟姉妹で合わせて1台という与え方をしているケースが多々あるものと考えられる。子供共用の玩具的なポジションだろうか。

男女間では女子の方が保護者と共用の割合が高いのは、保護者の懸念は女子に対する方が大きいからだろう。兄弟姉妹と共用の割合も女子の方が高いのは、お互いに監視させることでリスクを減らそうと保護者が考えているのかもしれない。

子供達のインターネット利用機器における専用・共用の実情は、その機器を入手する金銭の問題や利用コンテンツの安全性の観点で、大変気になる要素ではあるのだが、これまであまり調査の対象としては挙がってこなかった。今回このような形で明確な数字が出たことで、その実情が明らかになったのはありがたいお話ではある。

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※2018年度青少年のインターネット利用環境実態調査

2018年11月8日から12月9日にかけて、2018年11月1日時点で満10歳から満17歳までの青少年とその同居保護者それぞれ5000人に対し、調査員による個別面接聴取法(保護者は訪問配布訪問回収法)で行われたもの。時間の調整ができない場合のみウェブ調査法(保護者は加えて郵送回収法)を併用している。有効回答数は青少年が3079人(うちウェブ経由は73人)、保護者は3445人(うちウェブ経由は21人、郵送回収法は39人)。

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(注)グラフ中の「ppt」とは%ポイントを意味します。

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(注)今記事は【ガベージニュース】に掲載した記事に一部加筆・変更をしたものです。