子供が使っているインターネット機器はどのようにして手に入れたのだろうか(2019年公開版)

↑ 子供達が使っているインターネット機器、入手ルートは?(写真:アフロ)

今や子供達も多数が利用している、インターネットへ接続ができる機器。それらはどのようなルートで手に入れたのだろうか。その実情を内閣府が2019年5月に確定報の詳細値を発表した「2018年度青少年のインターネット利用環境実態調査」(※)の結果から確認する。

次に示すのは子供がそれぞれの機器を利用している保護者に限定し、その機器をどのようなルートで取得したかを尋ねた結果。世帯利用端末や保護者本人の利用端末に関する動向では無いことに注意。また今件調査結果では「無回答」の値が大きめで無視できないため、「無回答」を除いて再計算を行っている。

↑ 子供が利用している機器はどのような手段で購入・入手したか(該当機器で子供がインターネットを利用している保護者限定、「無回答」除外再計算)(2018年)
↑ 子供が利用している機器はどのような手段で購入・入手したか(該当機器で子供がインターネットを利用している保護者限定、「無回答」除外再計算)(2018年)

スマートフォンはほぼ販売店の店頭で購入したケースで、それ以外はごく少数。機能限定・子供向けスマートフォンもおおよそ同じだが、オンラインなどの通販での購入も見受けられる。ところが格安スマホとなると店頭販売での購入は5割台となり、3割強がオンラインや通販での購入となっている。格安スマホの販売の実情が透けて見える。

パソコンは過半数が店頭販売だが、1割台から2割台はオンラインや通販。他方、1割近くは保護者や兄姉の端末を譲ったとの回答。保護者と共用している、子供が専有しているか否かは別として、元々大人向けの端末が子供にも使われる事例が多々あることになる。タブレット型端末もパソコンのパターンに近いが、比率はノート・デスクトップ・タブレットの順に販売店店頭購入ルートが増え、元々子供のために調達したものでは無かったとの回答が減っていく。おさがり的な使い方(保護者や兄姉の端末を譲ったケース)としてはタブレット型端末が一番多く、最初から子供に提供する端末として新規購入するのはノートパソコンが多い構造が読める。

同じタブレット型端末でも学習用タブレットは多分にオンライン・通販による調達派。また「家庭では管理していない」、つまり家庭外で使っていたり借りて使っているなどの回答も1割近く。学習用としての端末の特異性が見受けられる。

ゲーム機は多分に販売店での店頭購入で、オンラインや通販経由はさほど多くない。贈与なども数%確認できる。

あくまでもこれらは「子供が使っている機器」限定で、世帯全体で使われている利用端末に関する購入性向では無い。保護者のみが使っている機器では、これとは違う実情を示す可能性もある。とはいえ「贈与など」「家庭では管理していない」「保護者や兄姉の端末を譲った」項目はともかく、さほど大きな違いが出るとは考えにくく、おおよそ似たような傾向を示すものと考えられる。特に格安スマホの調達ルートは大いに注目すべき結果に違いない。

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※2018年度青少年のインターネット利用環境実態調査

2018年11月8日から12月9日にかけて、2018年11月1日時点で満10歳から満17歳までの青少年とその同居保護者それぞれ5000人に対し、調査員による個別面接聴取法(保護者は訪問配布訪問回収法)で行われたもの。時間の調整ができない場合のみウェブ調査法(保護者は加えて郵送回収法)を併用している。有効回答数は青少年が3079人(うちウェブ経由は73人)、保護者は3445人(うちウェブ経由は21人、郵送回収法は39人)。

(注)本文中のグラフや図表は特記事項の無い限り、記述されている資料からの引用、または資料を基に筆者が作成したものです。

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(注)グラフ中の「ppt」とは%ポイントを意味します。

(注)「(大)震災」は特記や詳細表記の無い限り、東日本大震災を意味します。

(注)今記事は【ガベージニュース】に掲載した記事に一部加筆・変更をしたものです。