シェアされやすいリンクは新聞社サイトとYahoo!ニュース

↑ リンク付きの情報を共有することでサイトそのものがネットの海に拡散していく

「共有価値あり」と認識される新聞社サイトやYahoo!ニュース

インターネットで情報をシェア(共有)する際には、その情報自身で完結することなく、特定サイトへのリンクを含めて情報の根源・具体的内容を提示する事例がある。ツイッターで多用される、該当サイトのタイトルと概要、そしてリンクのみのシェアが良い例だ。

↑ ツイッターでの情報シェアの一例
↑ ツイッターでの情報シェアの一例

リンク付きの情報をシェアするには、そのリンク先が安全であるか・信頼できるかはもちろん、シェアするに足る内容か否かも重要。セキュリティ上問題があるリンク先をシェアしてしまうと不特定多数に迷惑をかけることになり、不正確な内容ではシェアした本人の信頼性も損なわれる。「シェア」という言葉で誤解されがちだが、自分自身の発言・情報公知でもあることに注意しなければならない。「AからもらったパンをBに半分あげたら、Bが腹痛を起こした」場合、大本のパンの持ち主であるAはもちろんだが、Bにパンを半分あげた自分自身にも責任は生じるのである。

それでは具体的にどのようなリンクならば、シェアの対象となるのか。つまりどのようなリンク元ならば、シェアされやすいのか。次以降のグラフのデータは電通グループの電通パブリックリレーションズが2013年9月に発表した、「ソーシャルメディア上で」リンクを含めた情報を第三者にシェア(共有)した経験を有する人を対象にしたもの。要は日常的にソーシャルメディア上で情報共有をしている、情報による交流意識を持つ人を対象にしている。

↑ どのようなリンクが張ってあったらシェアするか(複数回答)
↑ どのようなリンクが張ってあったらシェアするか(複数回答)

トップは「新聞社サイト」で38.0%。セキュリティ上の安全面や内容そのものの、(社会一般的に認識されている)信頼性の面で、現時点でも新聞が高いポジションにあることをうかがわせる。また多くの情報において、新聞が一次ソースと成り得るのも一因。

次いで「Yahoo!ニュース」が上位に。これはYahoo!そのものが老若男女を問わずポータルサイトとして高い認知・利用度・ブランド力を持つのに加え、Yahoo!ニュースが多種多様な新聞社をはじめとした報道機関のニュースを集約しているからに他ならない。

一方、いわゆる「まとめサイト」は「2ちゃんまとめ」「NAVERまとめ」「その他まとめ」も含め、他のサイト・サービスと比べてリンクされる割合はさほど高くない。しかし見方を変えれば、「TV局サイト」や「非ポータルのニュースサイト」に近しいポジションを有し、これらの「まとめサイト」がリンク付きでシェアする点でも、一定の存在感を得ていることが分かる。

新聞社サイトのリンク拡散は主に男性

なおトップを行く新聞社サイトだが、属性別動向を見ると、概して男性よりも女性の方が高いシェア率を示している。これは新聞サイトの内容そのものへの興味関心の違いを起因とする。

↑ どのようなリンクが張ってあったらシェアするか(新聞社サイト)(属性別)
↑ どのようなリンクが張ってあったらシェアするか(新聞社サイト)(属性別)

新聞に記事として掲載される情報、具体的には事件・事故や政治、経済がメインとなるが、これらに対し女性の関心が薄いのがシェア率が低い原因として大きな要素となる。実際、「インターネットで拡散することのある情報の内容」では、事件・事故、政治、経済の点で男女に大きな違いが出ているのが確認できる。

↑ インターネットで拡散することのある情報の内容(複数回答、一部)
↑ インターネットで拡散することのある情報の内容(複数回答、一部)

媒体への信頼が高くとも、興味の無い情報ではシェアされにくい。女性の新聞社サイトのリンクシェアが低めなのも、これが原因だと考えれば道理は通るという次第である。

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