元共同通信社記者。2000年代にプノンペン、ハノイ、マニラの各支局長を歴任し、その期間に西はアフガニスタン、東は米領グアムまでの各地で戦争、災害、枯葉剤問題、性的マイノリティーなどを取材。東京本社に帰任後、ロシア、アフリカ、欧米にも取材範囲を広げ、チェルノブイリ、エボラ出血熱、女性問題なども取材した。著書「人はなぜ人を殺したのか ポル・ポト派語る」(毎日新聞社)、過酷な日々を生き抜いた人々の愛と死を描いた「愛を知ったのは処刑に駆り立てられる日々の後だった」(河出書房新社)、トルコ南東部のクルド人虐殺「その虐殺は皆で見なかったことにした」(同)。龍谷大学犯罪学研究センター嘱託研究員。
記事一覧
- ウクライナ侵攻で国際社会が目を逸らすミャンマー 軍事政権の弾圧に市民が続ける抵抗方法
国際社会の目がロシア軍のウクライナ侵攻に集中しているが、それにより影響を受けている国は少なくない。国軍が昨年2月にクーデターを起こしたミャンマーがその一つだ。
- 【アフガニスタンを歩く②】「私たちには夢があった」声上げる20代 ロシア軍侵攻後に統制強まるカブール
ロシア軍のウクライナ侵攻後に、アフガニスタンのタリバン政権は統制を強めている。取り締まりの対象となっている、抗議デモをした20代の女性たちの声を聞いた。
- タリバン暫定政権のアフガニスタンを歩く①「前政権も今回も米国がつくった」 昼の寛容さと夜の恐怖と
イスラム主義組織タリバンがアフガニスタンを制圧して半年。暫定政権の素顔はまだ見えない。現地を歩き様々な声を報告する。
- 「人生の最後で、私は幸せだった」 ひっそりと死去したポル・ポト派最高幹部の妻
ポル・ポト派の最高幹部の妻が死去した。夫と子供を支え続けた波乱に富んだ彼女の人生を振り返る。
- ミャンマー国軍が凄惨な弾圧をエスカレートさせる理由 少年焼殺、轢き殺しに全国で「サイレント・スト」
ミャンマー国軍が、残虐な弾圧手法をエスカレートさせている。背景には、市民の抵抗運動が弱まらないことがある。
- ミャンマー国軍、民主派壊滅作戦を準備 標的は若者たち 兵士の妻にも「武器を取れ」命令
アフガニスタンの動向に世界の目が向いている間に、ミャンマー軍事政権は市民虐殺をエスカレートさせている。
- コロナで「破滅的事態」でも酸素販売制限や医師逮捕 混乱のミャンマー軍政 日本の支援は市民に届くか
クーデターから半年が過ぎたミャンマーで、コロナ感染が急拡大し、国連も危機を訴えている。
- 子どもたちが飢餓に直面しても国際社会は手をこまねく ミャンマー、雨季のジャングルに広がる人道危機
国軍がクーデターを起こし5カ月が過ぎたミャンマー で、避難民に飢えと病気が広がっている。
- 若者たちは森に向かった ミャンマー古都での虐殺事件後、彼らが軍事訓練を受ける理由
ミャンマーの古都バゴーで、国軍が対戦車ロケット弾などで市民を攻撃し82人以上が死亡した事件から1カ月が過ぎた。1日の犠牲者としては最多となったこの虐殺事件で犠牲者の大半は運動の最先端にいる「Z世代」。
- 「地下出版」と占星術 武力弾圧下、ミャンマー市民の心の支えが国軍を怖がらせる
国軍による激しい武力弾圧が続くミャンマーで、若者たちが「地下出版」などで市民を精神的に支えている。
- クーデターから2カ月、狂気に走るミャンマー国軍 民主派の「連邦軍」創設工作で内戦に現実味
ミャンマー国軍がクーデターを起こしてから2カ月。狂気じみた武力弾圧がエスカレートし、死者は若者を中心に400人以上となった。民主派は、武装少数民族らと連邦軍創設に動いている。
- 国軍下のミャンマー国営英字紙 編集長が業務放棄し市民不服従運動に参加した理由
ミャンマーの国営英字紙の事実上の編集長、エイミンソー氏は、クーデター発生後、職場をボイコットし抗議の意を示す市民不服従運動に参加した。メディアへの締め付けが強まる中、今の思いを聞いた。
- 「何人死ねば国連は行動するのか」 射殺されたミャンマーの若者の叫びと、孤立深める国軍のシナリオ
クーデターに対する抗議デモがやまないミャンマーで、国軍は武力による取り締まりをエスカレートさせ、犠牲者が増大している。一方、連邦議会を代表する委員会が作られ、国際社会と連携し活動を進めている。
- ITと呪いで軍政トップの弱点を突け 新たな手法で民主化求めるミャンマーの20代
国軍がクーデターを起こし、市民の不服従運動が拡大するミャンマーで、20代の若者たちが魔術や占星術に弱い国軍トップに心理戦で揺さぶりを掛けている。
- 「軍は私たちの功績を盗んだ」自由を知った市民の抵抗とミャンマー国軍の誤算
クーデターで国軍が全権を掌握したミャンマーで、市民の不服従運動が拡大している。SNSでシェアされているクーデター批判の動画やイラストを紹介する。
- 「人は守り合わなければならない」 不条理づくめの2020年、響いた法医学者の言葉
新型コロナ以外で不条理づくめだった今年、世界では不条理な事件が相次いだ。コロナのニュースの陰で注目されることはあまりなかったが、「人は互いに守り合うべきだ」とするトルコの法医学者の言葉が印象に残る。
- 感染症が生む差別、どう無くすか コロナ時代の今、「エボラ」流行時に奮闘した 医療従事者が示す教訓
西アフリカで2014ー16年に大流行したエボラ出血熱。新型コロナが流行する今のように、医療従事者や元感染者は差別と偏見の目に苦しんだ。社会が傷つき分断される状況を変えようと奮闘した医療従事者がいた。
- 悪名高き「グアンタナモ収容所」 元収容者が“コロナ禍”の世界にそれでも希望を見出す理由
「9・11」後に米国が設置した悪名高い秘密施設「グアンタナモ収容所」。司法手続きなしに拘束され14年の日々を奪われたモハメドゥが、解放されていない収容者に宛て手紙を朗読、コロナ禍で変わる世界を語った。
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