Spotify『バイラルトップ50(日本)』ランキング急上昇中の新しい才能、STEPHENSMITH
Spotify人気プレイリストにリストイン
福岡出身のトリオ・バンド STEPHENSMITH(スティーヴンスミス)が3週連続で配信リリースをおこない、注目を集めている。
オルタナティヴな感性でコンテンポラリーR&Bを生音でブルージーに表現する彼らは、ビートの早いナンバーは一切演奏をしない。しかしながら、ブルースを感じさせるヴォーカリストCAKE(Vo,G,Cho)による、感情に訴えてくる詩的かつ高揚感あるヴォーカリゼーション、グルーヴィーな演奏を支えるTARO(Dr,Cho)とOKI(B,Cho)による空間のスキマを活かした痒い所に手が届くプレイに惹かれる音楽ファンは多い。
配信中の「豪雨の街角」、「手放せ」は、ストリーミング時代のヒットの指標とされている、Spotifyバイラル(口コミ)チャート『バイラルトップ50(日本)』への継続ランクインや、確認できただけでも9つの主要Spotify公式プレリスト『New Music Wednesday』、『Weekend Buzz Tokyo』、『Edge!』、『J-Tracks Brand New』、『J-Rock Now』、『Early Noise 2018』、『雨のメロディー』、『Monday Spin』、『キラキラポップ:ジャパン』へ楽曲がリストインしたことに着目したい。
昨今、音楽業界では、ストリーミング時代の宣伝手法として“プレイリスト・マーケティング”がテーマとなっている。SNSでの注目度を可視化する『バイラルトップ50(日本)』へのランクインや、ジャンルの異なる複数プレイリストに同時リストインしたSTEPHENSMITHは気になる存在だ。
骨太なライブバンド、STEPHENSMITH
先週、5月21日(月)には、これまで、Suchmos、Yogee New Waves、never young beach、LUCKYTAPES、D.A.N. 、WONK、DYGLなどを輩出した人気イベント『NEWWW vol.15』へ、同郷のodolやTENDREとともに出演。確かな演奏力によって“スロウタッチ”なナンバーを、ヒリヒリと切ない音世界として表現してみせた。
なお、5月30日(水)には連続リリース第3弾『放蕩の歌』を配信。同日アナログ7インチ『豪雨の街角/手放せ』をリリースする。現在は、福岡から東京都内に拠点を移し、新世代のブルースを解き放つ平均年齢24歳のトリオ・バンド STEPHENSMITH。新しい才能の活躍に期待したい。
『NEWWW vol.15』@渋谷WWW 2018年5月21日(月)
1.微温湯の雨
2.手放せ
3.新曲
4.豪雨の街角
5.夜釣
6.ベッドタイムミュージック
セルフライナーノーツ by CAKE(Vo,G,Cho)
●【第一弾】2018年5月16日(水)配信リリース『豪雨の街角』
「これは福岡にいた頃に作って、上京してからよくやるようになったんですよね。だから福岡と東京を繋いでいる曲のように思えます。なんとなく情景としては東京のあのごちゃごちゃとした感じの中、ずぶ濡れになりながら情けない男が走り抜けてるような感じ・・・を福岡にいた頃にイメージしたんだろうなという気持ちです。やっぱりブルースが好きなので三拍子は落ち着きますし、雨の感じも出せてるんじゃないかなあ。でも東京ってあんまり雨降らないですよね。気のせいかな。」
●【第二弾】2018年5月23日(水)配信リリース『手放せ』
「僕は『手放せ!』とタイトルにビックリマークをつけたかったんですがメンバーから“ダサい”と言われ採用されず。この曲の歌詞は音楽業界へのよくある“イメージ”を殴り書きしました。実際僕が東京へ来て出会った人達はみんな優しい人たちばかりで本当に良い街だなと思っています。今のところ。ソウルフルに感じ取っていただけたら幸いです。しかしやっぱりビックリマークはあっても良かったんじゃないかなぁ・・・。」
●【第三弾】2018年5月30日(水)配信リリース『放蕩の歌』
「おそらく3〜4 年前に書いた曲です。元々は全く違う曲調で全く違う歌詞でした。あまりにもしっくりこなかったのでコードはそのまま全くの別の曲としてまた生まれ変わり今に至ります。個人的なイメージとしては冷たい海を小舟に乗った青年が1人寂しく漕いでいくような印象でしたが音源になった途端、木漏れ日が瞬く山道をドライブしているようなイメージに変わりました。それはそれで、時間を経て心情や環境の変化を表しているようで、粋であります。」
STEPHENSMITH Official Twitter