【音キュレッタ vol.2】2014年要注目のラブリーな平成生まれの魔女系シンガー、吉澤嘉代子!

吉澤嘉代子

情報過多な音楽ニュースのなかから、いまチェックすべき要注目アーティストの魅力を伝えたい、音楽キュレーション・プロジェクト【音キュレッタ】!

SKY-HIに続く2回目の厳選なる選出は、5月14日(水)にデビュー・ミニアルバム『変身少女』をリリースする平成生まれの魔女系シンガー・ソングライター吉澤嘉代子をピックアップ! まずは本人解説による『変身少女』全曲紹介動画をポチっとなしながら、引き続きテキストをお読みください~。

グループアイドル全盛時代な2014年。でも、そんな反動や影響があってか、アイドルやアーティストの壁を越えていく、自己プロデュース能力にたけ、自分の世界観を持った女性シンガー・ソングライターとして、大森靖子、黒木渚、宇宙まお、南壽あさ子など、新しい才能が続々と音楽ファンの間で盛り上がりをみせています。

そんななか、音楽年表に残る女性シンガー・ソングライターのレジェンド級のアーティストは、みな“魔女っぽい”雰囲気を持っていたことに注目すべきと思いました。日本の音楽シーンにおいて、魔女系アーティストはユーミン、大貫妙子、矢野顕子、YUKI、椎名林檎、aikoなど枚挙にいとまがありません。そんななか颯爽とシーンに登場した吉澤嘉代子。彼女は子供の頃、魔女に憧れ魔女修行をしていたそうです。聴き馴染みがあるようで、実はまったくもって新しい次世代歌謡ポップなインディーズ時代には『魔女図鑑』なるアルバムもリリースされていました。

吉澤嘉代子
吉澤嘉代子

アルバム『魔女図鑑』、オシ曲『未成年の主張』では、YouTube×スマホ時代にぴったりな、歌詞を映像化することを目的としたリリックビデオが、センス良き映像だったのでまずチェックしてみてください。昭和GSテイストを今風のラブリーな恋うたとして表現した楽曲はもちろん、魔女風の黒いファッション&アクション、そして時折のぞける顔がキュートなんです。

小さい頃、魔女の修行をしていた時期があって、それは自分にとって黒歴史のようなものなんです。自分だけの世界観のようなものができてしまっていて、現実世界とのギャップをすごく感じていました。特別な存在でありたい気持ちと、実際はそうではない現実というか。その時期のことをずっと忘れたかったんですけど、音楽を作るようになってやっと、自分にとって重要な時期だったと思えるようになったんです。

出典:OTOTOY presents『魔女図鑑』スペシャル・プログラム 吉澤嘉代子

とつぜん、魔女とか言いだすと不思議ちゃん?的な心配が頭をよぎりますが、よくよく彼女の話を聴いていると、読書好きな女子であれば誰もが思い当たることがあるのでは?、と思ったのです。そんな吉澤嘉代子は埼玉県川口市生まれ、父の影響で井上陽水(←この影響が大きそう)を聴いて育ち、16歳から作詞作曲を始めたそうで、2010年11月、ヤマハ主催の全国規模な音楽コンテスト『The 4th Music Revolution”JAPAN FINAL』に出場し、グランプリとオーディエンス賞をダブル受賞し、注目をされたのでした。

こうして吉澤嘉代子は、5月14日(水)にデビュー・ミニアルバム『変身少女』をリリース。本作に収録されたリード曲「美少女」のフルMVも公開されているので要チェック。映像で女の子の二面性を表現したナンバーは、心情の変化を一人二役で演じ、歌謡センス溢れる爽快なポップチューンに仕上げています。ここで、気がついたのですが彼女は昨今主流の自分の心情をストレートに吐き出すタイプのシンガーではなく、物語を生み出すことに興味があるクリエイター気質の高いアーティストではないかと思ったのです。

言葉の選び方に様々なメタファーを予感させるように、こだわりの強さを感じるのですね。リード曲「美少女」に関しても、自ら作り出す楽曲を多くのリスナーに届けたい、聴いて欲しいという気持ちのあらわれなのでは? と思ったのでした。この感覚って90年代に男性ソロシンガーとして、ラブリー王子なキャラクターを演じきることで、サブカル・シーンからメインストリームへ躍りでた小沢健二に通じるセンスでもあるなと気づきがありました。

その他、音楽愛が伝わってくるアルバム収録曲も要注目です。平成 meets 昭和歌謡ポップセンス満載な「チョベリグ」、激ラブリーな「ラブラブ」、スローバラードで王道ラブソングな「きらい」、ラストの“ん~~まっ”の一言に注目したい「涙のイヤリング」、乙女ラブリーな「ひゅるリメンバー」なども聴くべし!

魔女になりたかった、ちょっと夢見がちな少女が大人になり、ほうきをギターに持ち替え、70年代をルーツとする魔法のような新しい音楽で心ときめくポップなサウンドで表現する、吉澤嘉代子による半分子供で半分大人な、現実と妄想が交差するキュートでラブリーな時を越えたオトセカイ。ていうかアルバムを部屋で大きな音でかけてみると、日常をちょっとだけラブリーにしてくれますよ。オススメです!

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