菅首相 Twitterに寄せられる給付金へのコメントを見て国民の惨状に対応してください

Twitterの使用方法を教わった菅首相(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

菅首相がTwitterの使い方を教わる

共同通信によれば、菅首相がTwitterの使い方を山田太郎参院議員に教わったそうである。

菅義偉首相は24日、インターネットに詳しい自民党の山田太郎参院議員(比例)と公邸で会い、発信力強化に向けた助言を受けた。山田氏はツイッターへの投稿に関し、事実を淡々と伝えるだけでは不十分で「熱量がなければ(真意は)拡散しない」と説明。首相は「よく分かった」と応じた。山田氏が面会後、記者団に明らかにした。

Twitterは熱量がなければ拡散しない、だけでなく、国民の命や暮らしを絶対に守りたい、国民へ懸命に訴えたい、という場合には有効だが、そもそもそれがない場合には情報発信をしても、逆効果が予想される。慣れない武器は使わないほうがいい気もする。

菅首相のTwitterアカウントのフォロワー数は約39万人であり、安倍前首相のTwitterアカウントの約227万人(ともに1月25日現在のフォロワー数)と比較しても格段に注目度が低い。他国の首相、主要な政治家とは比較するまでもない。

確かに、事実を淡々と伝えるだけで面白さもメッセージ性も足りない。

首相だけでなく、周辺スタッフの問題でもありそうだ。

適切な側近、秘書官がいるのか心配にさえなる。

とにかく何も熱量、想いは感じない。やらないほうがいいくらいだ。

いずれにしても、このタイミングで菅首相にTwitterの使用法を伝えてくれた山田太郎参院議員には、この場でお礼を申し上げたい。

現在、Twitter上は、連日政府への批判や不満であふれているからだ。

この声に菅首相が触れる機会があるだけでも幸いである。

Twitterは情報発信機能だけが意義深いのではなく、発信を受けた人々との相互交流や意見のやり取りも可能である。

ぜひ菅首相には国民の生の声、リアルな生活実態からの声を聞く場所にしてほしいと思う。

以下は昨夜の短時間に寄せられたTwitter上の声だ。

多くの人たちがコロナ禍の毎日に、不安や苦しさを感じていることがわかるだろう。

政治が対応して支援をしなければいけない人たちの声であふれている。

これまでの政治は国会で議論し、マスメディアを中心に上から統制をすれば、管理が容易だった。政府批判も一定の範囲で抑え込めたのだろう。

しかし、今はTwitterなどのSNS、個人メディアが影響力を増してきている。

一人一人の個人の発信が社会的にインパクトを与えることも増えてきた。

YouTubeなども元々は無名のアイディアに溢れた人たちが作り出した空間である。

今では大きな影響力を及ぼすようになっている。

新聞、テレビ、ラジオ、週刊誌などの旧来型のマスメディアは、インターネットの個人メディア発の話題を後追い報道するようにさえなっている。

それだけ現実の庶民の生活、リアルな生活場面に近い場所からの発信だということだ。

匿名性も担保されているので、良くも悪くも、隠すことなく本音が聞かれたりもする

筆者自身、生活困窮した相談者への対応を行なってきているが、SNSでの声も参考にしながら、必要なメッセージを出したり、多くの人たちと交流を続けている。

菅首相には耳の痛い話ばかりの場になるが、ぜひTwitterでの交流の場から対策を講じてくれることを期待したい。