2回目の現金給付がついに国会でも取り上げられて代表質問が開始 「考えていない」首相の今後に注目

全国一律の現金給付「考えていない」と明言する菅首相(写真:つのだよしお/アフロ)

菅首相が全国一律の現金給付について「考えていない」と答弁

1月21日は菅首相が特別定額給付金について「考えていない」と明確に答える場面が国会であった。

国民民主党の玉木雄一郎代表が新型コロナ感染拡大に伴う経済対策として再度の現金給付を求めたのに対し、首相は「考えていない」と否定。共産党の志位和夫委員長は消費税率5%への引き下げを要求したが、首相は「消費税は社会保障のために必要な財源だ」と拒否した。時事通信

あーやはり声を上げてもダメだったかーと落胆した方も多いかもしれない。

何を言っても声は届かないのか、と絶望した方もいるかもしれない。

諦めないでほしい。

これも想定の範囲内だ。

そもそも始めから内閣の顔ぶれを見れば分かる通り、庶民寄りの政権ではない。

むしろ、ようやく衆議院本会議で、野党代表の質問に答える形で意思表明がされたことを評価したい。もともとは大きな話題になっていなかったのだから。

前日の20日には、特別定額給付金を求めるTwitterデモも実施され、多くの人々の関心が高い政策にやっと見解を述べたことになる。

相変わらず遅すぎる発言だ。

そもそも以下のテレビ東京などが質問してきたのに、だらだらと意思表明しなかったので第一歩といえる。

19日の麻生財務相の「国民に一律10万円の支給をするつもりはない」という明言を受けて、ようやく自分の口からも考えが述べられたようだ。

これで国会における各委員会では、より詳細な質問へ移行することができるし、私たちもその動向を注視することができる

野党による菅首相への次の国会質問は一つである。

どうして考えていないのか?」だ。

考えていない、ということは考える材料がないのか、考える能力がないのか、考えてみたくないのか、色々と懸念されるが、いずれにしても「どうして考えていないのか?」が的確な質問だろう。

普通に考えて、考えていない、という回答はあり得ないし、市民をバカにしているとしか言えない。

非常事態宣言で生活困窮に苦しむ人々がどれほどいるか。

年末年始に文字通り路頭に迷って傷んでいる人々がどれほどいるか。

将来不安から死と隣り合わせで生きている人々がどれほどいるか。

子どもと一緒に明日や未来に絶望している母親がどれほどいるか。

たかが10万円、されど10万円で救われる命がどれだけあることか。

筆者のもとには毎日給付金や支援を求める声が絶え間なく続いている

菅首相には本当に何にも見えていないのだろう。まさに棄民である。

首相ほどではないが、もともと浮世離れしているマスメディアでさえ、特別定額給付金の再支給の重要性や意義を伝え始めている。

また、生活困窮者支援に奔走する筆者の仲間たちも、次々に賛同の意思表明をしてくれている。

生活困窮者支援の実務者が口を揃えて訴える #麻生さん一律給付は必要です

そういう点では、Twitterデモ、署名活動など社会活動を繰り返すことで、議論も喚起されて、仲間や理解者は着実に増え続け、多くの人たちに関心を持ってもらえている。

これからも給付金を求めていく活動、税金の一部を返納してもらう活動は終わらない。

今年は衆議院解散総選挙も控えている大事な年である。

給付金の再支給という結果はすぐにでなかったとしても、地道に訴えを続けていくことで、情勢が変化していくことは十分考えられる。ぜひ諦めないでほしい。

多くの人たちが待ち望んでいる給付金の再支給を実施しなければ、どのような結果が待っているのか。また麻生政権の時のように、大きなダメージを負うのだろうか。

現政権は市民の要求に一度で応えるほど、優秀ではないので、繰り返し骨の折れる作業をしなければならない。

今後も緊急事態宣言下の国会審議、各政治家の言動に注目いただきたい。