インフルエンザや風邪が大流行ーお金や保険証がなくても病院にかかる方法(無料低額診療施設の紹介)ー

インフルエンザや風邪に苦しむ人々(写真:アフロ)

インフルエンザも風邪も大流行

全国でインフルエンザや風邪が大流行している。

僕の周囲にもインフルエンザに罹患して苦しんだ友人が何人もいる。

厚生労働省も注意喚起をしているが、人が多い場所への行き来があれば、罹患することもあるだろう。

手洗いやうがい、水分補給をしっかりし、食事や睡眠をとって免疫力を高めてほしい。

また体調不良が疑われた場合は、マスクをしてすぐに病院で受診してほしい。

他者に感染するリスクもあるし、治療をして休まなければ、苦しさも長引いてしまうのだから。

場合によっては、インフルエンザによって命を落としたり、後遺症が残ることもある。

 

お金がなくても病院で受診できるー無料低額診療施設とはー

そうはいってもお金や時間にゆとりがないと病院で受診できない。

仕事を休んでしまうと給料が減ってしまうという非正規労働者からの声もある。

その場合、有休をとれるように必ず職場に確認してほしい。

今野晴貴氏のインフルエンザなのに出勤を強要されたら?  法律と対処法を解説するも参照いただきたい記事だ。

病院にかかるためのお金がない場合、あるいは何らかの理由で保険証が失効している場合もある。

その際には「無料低額診療施設」の届出がされている病院の医療相談室、医務室などに連絡してほしい。

実はインフルエンザなどの大流行を受けて「病院にかかりたいのだけど医療費が心配」「今月の生活費が病院に行くと足りなくなる」「保険証がなくて病院にかかれない」などの相談も寄せられる。

2014年にもお金が無くても保険証が無くても病院受診する方法!という記事を配信して情報提供しているが、未だに無料低額診療施設を知らない方もいる。

無料低額診療施設は社会福祉法に位置付けられた正式なシステムだ。

社会福祉法第2条3項の九では『生計困難者のために、無料又は低額な料金で診療を行う事業』を第二種社会福祉事業として位置付けている。

インターネットで、各都道府県の無料低額診療施設、無料低額診療事業、と検索すれば、お住まいの無料または低額で受診できる病院の情報が出てくるだろう。

例えば、東京都の場合は以下である。

無料低額診療事業とは?

 社会福祉法第2条第3項第9号の規定に基づき、生計困難者が経済的な理由によって必要な医療を受ける機会を制限されることのないよう、無料または低額な料金で診療を行う事業です。

無料低額介護老人保健施設利用事業とは?

 社会福祉法第2条第3項第10号の規定に基づき、生計困難者が経済的な理由によって必要な介護を受ける機会を制限されることのないよう、無料または低額な料金で介護老人保健施設を利用させる事業です。

【対象者】

 低所得者、要保護者、ホームレス、DV被害者、人身取引被害者等の生計困難者

(医療保険加入の有無、国籍は問いません)

【利用方法】

 無料低額診療事業

  (1)医療機関所在地の福祉事務所に相談

  (2)医療機関所在地の社会福祉協議会に相談

  (3)当該医療機関に直接相談

 無料低額介護老人保健施設

  当該介護老人保健施設に直接相談

【減免の基準】

 施設ごとに規定しているので、直接お問い合わせください。

【減免の範囲】

 医療費(保険診療の範囲内)、日用品費等(施設ごとに規定しています)

社会福祉制度は多くの方に認知されて利用されなければ意味がない。

利用する人が増えれば増えるほど、制度の使いやすさにも変化が出てくるだろう。

近年は無料低額診療施設への届出、行政からの助成や薬価への助成も増えている。

困っている人が気軽に相談して制度を利用することが社会福祉制度を発展させていく。

とにかく今も病院にかかりたくてもかかれないと思っている人があなたの近くにいる。

ぜひこの情報を多くの方に拡散いただきたい。Twitterでリツイートするだけでも社会貢献活動である。

必要な人の元に情報が届いてほしい。情報を持っているだけでも「いざ」という時に役立つのだから。