過労で倒れやすい12月に知っておきたいこと~無理しないで会社を休もう!~

出社がつらいと思ったとき――会社をどう休む、病院でなんて言う

朝の満員電車。

いつにもまして疲れている表情をされている方が増えているようだ。

夜の電車や週末の電車にもその疲れ切った方たちの姿を多く見かけるようになった。

無理して働かれているのだろう。長時間労働や残業も深刻な状況だ。

12月は師走。どの仕事も多忙を極める時期。

そのため、体調不良にも関わらず、無理に出社をして病気を悪化させてしまう方、あるいは過労で倒れてしまう方が増えてしまう時期だ。

だから、「疲れた」「しんどい」と正直、思ってしまう時期でもある。

また、会社や上司から無理な出社やシフトでの勤務を求められたり、自然と休めない雰囲気が会社に蔓延している状況でもあるかもしれない。

「みんなが休まずに働いているんだから自分も休めない」と思うこともあるだろう。

こんな時期に休むことは怠けること、とんでもないことだと思われている方もいらっしゃるかもしれない。

しかし、有給休暇などを利用し、会社を休むことは労働者に与えられた当たり前の権利である。

また、休みを適切に取らないとよい仕事もできない。

そして、何よりも倒れてしまい、長期間休職するようになってしまえば、会社や仲間に迷惑をかけるかもしれない。

わたしは、ブラック企業対策プロジェクトという団体で、無理しない働き方を提案しながら、みんなが健康に働き続けられるように、さまざまな取り組みを行っている。

今回は、無料冊子「出社がつらいと思ったとき――会社をどう休む、病院でなんて言う」を作成してみた。

→ 「出社がつらいと思ったとき――会社をどう休む、病院でなんて言う」http://bktp.org/news/1607

要するに、これまで書いたとおり、「会社を休みたくても休める雰囲気ではない」、という声を聞いて、うまく休む方法をお伝えするものだ。

弁護士や労働組合員、病院の生活相談員などと内容を検証して、具体的に使える情報を盛り込んでみた。

ぜひご覧いただきたいし、お父さんやお兄ちゃん、その他の大切なご家族、親しい友人や知人で疲れている方に教えてあげてほしい。

近年、若者を使いつぶす「ブラック企業」の問題が認知されるようになってきている。

わたしの運営するNPOの生活相談、労働相談の窓口にも、長時間労働などによって、体調を崩した方から、「会社を休みたいけれど休めない。どうしたら休めるのか」という相談さえ寄せられている。

会社を休んで病院を受診することさえ、 自分の健康を守ることさえ阻む「ブラック企業」の問題は、知られている以上に深刻だと言える。

ただ単に、「体調悪ければ休めばいいだろう」というアドバイスではあまり効果がない。

具体的に、「休めない雰囲気」に負けず、適切に休む方法をお知らせできたら幸いだ。

こうした「どうしたら休めるのか」という素朴な疑問に対する答えは意外と多くの方に必要とされているように思う。

体調の回復を優先するためにどのように会社を休み、病院を受診し、適切な労働相談窓口を頼れば良いか、についてわかりやすく紹介することに心がけた。

倒れたり、病気になったりせず、健康で安心して働き続けられるように、多くの労働者、若者の皆さんに読んでいただきたい。

この際、来年に備えて、体調不良を感じている方は、年内に会社を休んで、病院を受診してみてはいかがだろうか。