生活に使える優しい社会福祉理論~モテたい男女のためのバイスティック7原則~

アメリカの社会福祉学者のフェリックス・P・バイスティックが1957年に示した人間関係を円滑に送る上で大切な原則がある。

社会福祉業界では誰もが知っている理論である。

それは『バイスティックの7原則』といわれ、人間関係を構築するうえで、最も重要な原則である。

今回は、この人間関係や恋愛関係を円滑に進めるための原則を解説してみたい。

人間関係をどうしたら上手く築けるのか、皆さんの経験と照らして、気軽に最後まで読んでいただきたい。

バイスティックの7原則は以下の7つである。

1個別化の原則

2意図的な感情表出の原則

3統制された情緒的関与の原則

4受容の原則

5非審判的態度の原則

6自己決定の原則

7秘密保持の原則

これだけでは意味がわからない。解説は以下のとおりだ。

バイスティックは、相手と良好な人間関係を築く上で、相手があなたに期待することがあると述べている。

1個人として対応してほしい、2感情を表現したい(気持ちを伝えたい)、3共感してほしい、4価値ある人間として受け止めてほしい、5一方的に非難されたくない、6自分の人生は自分で決めたい、7秘密を知られたくない、というニーズをもっていると解説している。

まず、個別化の原則とは、相手を個人として捉えるということ。

あなたが出会った方は、人には言えない過去を持っていたり、コンプレックスを抱えているかもしれない。

また、特殊な経験をしているかもしれない。

そのような話をされた際には、あなたはどうするだろうか。

どのような経験や過去があったとしても、とても魅力的な人だと伝えてみてほしい。

そして、非審判的態度の原則は、相手を一方的に非難しないということ。

一方的に非難したり、決めつけたり、裁いてはならない。

人間関係や恋愛関係は、様々な危機が訪れる。

相手のことが道徳的に許せない場合や怒りたいときもあるだろう。

自分自身の価値観から照らして、「とんでもない!」という行為があるかもしれない。

そのようなときはどうしたらいいだろうか。

その際はどうしてそんな行動をとってしまったのか、責めずに審判することなく、優しく話を聞いてみてほしい。

「相手が何故そのような言動をしたのか」という理由を理解することが大事である。

受容の原則とは、受けとめるということ。

相手の態度や行動を、道徳的・感情論的な立場から、批判・是認をしないで、あるがままに受け入れることである。

相手の長所と短所、好感のもてる態度ともてない態度、肯定的感情と否定的感情、建設的な態度と行動あるいは破壊的な態度と行動などを含んで道徳的な批判を加えずに、あるがままの相手を受け容れることが重要である。

要するに、どのような部分もその人であり、すべてが素晴らしいと認めること。

これによって、相手は自己防衛から抜け出て、あなたに心を許して、話したり接することが可能となるだろう。

一気に相手との距離は縮まることとなる最重要の原則だ。

その人の存在をあるがままの姿で受け止めること。それを伝えたい。

あなたが存在することが尊くて、生きていてくれるだけでいい

秘密保持の原則は、当たり前だが、口の軽いヤツはモテない。相手との関係や話した内容をベラベラ他言してはならない。

モテるやつは寡黙で相手の話を聞くことに徹するくらいがよい。

自己決定の原則は相手の自己決定を促して尊重すること。

相手が自己の判断をもとに、したいことをさせてあげること。

可能な範囲で意見をきき、相手の趣味や娯楽や選択に合わせてあげてほしい。

自己決定を尊重することによって、あなたがどんな決定にも合わせてくれると思った場合、相手はあなたと付き合いやすいと思うだろう。

統制された情緒的関与の原則とは、あなたが自己の感情をコントロールし、相手の感情的側面に対して、感受性を働かせることによって、感情の意味について理解し、意図的に反応することである。

人間関係はストレスが多い。自分の思い通りにならないこともあるだろう。

相手から嫌なことを言われて、怒りたいときもあるかもしれない。

そんな感情が沸き起こったときには、相手がどうしてそのような言動をするのか、一歩下がって理解することが大事だ。

'''そのうえで相手の感情に適切に反応するように心がけたい。

あなたも感情的になってケンカしてはいけない。'''

意図的な感情表現の原則は、相手が感情をうまく表現できないでいる場合、あなたは相手が自由に自分の感情を表現できるように働きかけるようにしないといけない。

要するに、何でも話しやすい雰囲気や関係性を保っておく必要性がある。

話しにくいこともあなたになら気軽に話せるし、審判されることがないと思ってもらえたら、コミュニケーションは円滑に進むだろう。

あなたは話しかけやすい人だろうか。

「今日は仕事どうだった?」、「最近困ったことはない?」など、日常的にあなたから相手を気にかける声かけの配慮が求められる。

以上がバイスティックの7原則を活用した人間関係に利用できる考え方だ。

人間関係や恋愛関係は難しい。良好な関係性を維持することは、とても大変なことである。

しかし、頭の片隅にバイスティックの7原則を置きながら、人間関係を良好に保ち、幸せな生活を送っていただきたい。

社会生活を営む上で、人間関係なくして豊かな生活は送れないのだから。