【速報】世界5階級王者の藤岡奈穂子、天海ツナミと激闘の末ドロー防衛

執念の追い上げでドローに持ち込み王座を死守した藤岡奈穂子(C)田栗かおる

 7月12日(金)、東京・後楽園ホールでプロボクシング注目の世界戦「WBA女子世界フライ級タイトルマッチ」が行われ、王者・藤岡奈穂子(43=竹原&畑山)天海ツナミ(てんかい・つなみ、34=山木)が行われ、判定1-1のドローで藤岡が王座を防衛した。

 王者の藤岡は2011年のミニマム級(-47.62kg)王座を手始めに、 スーパーフライ級(-52.16kg)、バンタム級(-53.52kg)、フライ級(-50.80kg)王座を獲得。2017年にはWBO女子世界ライトフライ級(-48.97kg)王座を獲得し、国内では男女を通じて史上初、世界では女子最多タイ(当時)の5階級制覇を達成している。

 対する天海ツナミは2018年度の女子最優秀選手で、スーパーフライ級とライトフライ級で2階級、日本ボクシングコミッション認可前に獲得したバンタム級王座も合わせれば3階級制覇を達成しており、今回はWBO女子世界ライトフライ級王座を返上してのフライ級王座挑戦となった。

 実績十分の両者の対戦は“女子ボクシング夢のカード”として数年前より実現が期待されていた。その期待感からか立ち見を含め後楽園ホールは超満員に。

 試合は天海が天性のディフェンスワークで藤岡の攻撃をことごとくかわす展開。だが6ラウンドに入り覚悟を決めたように藤岡が前進し重い左右のボディ、右フックをヒット。

 白熱の試合は判定にゆだねられ、結果は1-1(96-95,94-96,95-95)のドロー。ベルト戴冠後マイクを握った藤岡は「ツナミ選手にやられっぱなしだった」と反省しきりだったが、最後の1秒まで諦めない攻めに王者の意地を感じさせ、期待に違わぬ好勝負に超満員の観客から大きな拍手が送られた。