地味に最高級の進化を実現している第二世代のAirPods

Appleから出ているAirPodsというワイヤレスイヤホンが第二世代を迎えました。

前回からのアップデートとしては、以下の記事に詳しく書いてありますが、

Siriやワイヤレス充電に対応した新AirPodsの進化と今後 - 松村太郎のApple深読み・先読み

・Hey Siriを音声で呼び出すことができるようになった

・Siriやペアリングなどの反応速度の向上

などのワイヤレスイヤホンの基本機能の向上と共に、Siriとの連携が強化されたことが挙げられる。

Hey Siriの音声呼び出しはなかなか強烈なアップデートで、例えば部屋の中で掃除をしながら音楽を聞いていたとして、移動しながらドリカムの曲を聞きたくなったら、「Hey Siri ドリカムを再生して」と話すと、AirPodsが声を拾ってくれて、iPhoneが曲を再生してくれる。

もちろん電話をしたり、今日の天気やスケジュールを確認したり、Siriを通じてiPhoneを遠隔操作することができる。

AirPodsは、密閉型ヘッドフォンと比べて耳に負担がかからないし、外部音も聞こえるので、耳につけたまま行動をすることができる。以前からテレビやスマートスピーカーは場所に囚われるので、それらの機械から発せられる音に自分の体の束縛を受けているような気がしていたが、AirPodsであれば自分が動く行為を音の束縛から自由にしてくれる。しかも、ただ聞くだけでなくSiriによって操作ができるのは、かなり大きい変化である。

スマートスピーカーはベッドサイドやお風呂、キッチンなど自分の場所が固定されているときには便利だが、移動したいシーンでは使えない。距離も離れれば音声コマンドも通りにくくなるという問題がある。AirPodsであればiPhoneとBluetoothで繋がっている距離範囲で自由に操作することができる。

もし将来、耳の中にイヤホンデバイスを埋め込むことができて、攻殻機動隊などのアニメのように電脳通信ができるようになったらこんな感じなんだろうなぁという未来を感じさせてくれる。

想像以上にAirPodsがもたらす変化は大きい。価格が2万円前後と開放型ワイヤレスイヤホンとして見ると少し高いが、未来を感じさせてくれるデバイスとしてiPhoneと連携させたユーザ体験は、個人的には間違いなく2万円以上の価値を感じている。個人的にはApple Watchよりも明らかに未来を作っている製品だと思います。

最後にちょっと技術的なところに触れておくと、いつでもHey Siriを聞き分けることができると言うことは、デバイスとしては常に音声を待ち受けていることを意味する。必ず音をメモリのどこかにストリーミング的に録音しておかないと音声コマンドを聞き分けることはできない。そのようなリアルタイム動作をし続けるイヤホンでありながら、5時間再生できる実用性能、充電するためのケースとのセット、バッテリーがなくなっても15分程度で復活させられる充電性能など、ハードウエアのデザインと性能のバランスは十分実用的で、Appleらしい製品デザイン力があるからこその製品だとつくづく思います。

https://www.apple.com/jp/airpods/