
遠藤誉
中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士
1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。中国問題グローバル研究所所長。筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会学研究所客員研究員・教授などを歴任。著書に『米中貿易戦争の裏側 東アジアの地殻変動を読み解く』(11月9日出版、毎日新聞出版 )『「中国製造2025」の衝撃 習近平はいま何を目論んでいるのか』、『毛沢東 日本軍と共謀した男』、『卡子(チャーズ) 中国建国の残火』、『チャイナ・セブン <紅い皇帝>習近平』、『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』、『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』『中国がシリコンバレーとつながるとき』など多数。
記事一覧
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- 中国、月裏側軟着陸成功――華麗なアメリカ、実利の中国
- 1月3日、中国の無人月面探査機が世界初となる月面裏側への軟着陸に成功した。ヘリウム3採取のための月面基地を創るだろう。1日にはアメリカNASA無人探査機が人類史上最も遠い天体に最接近。米中宇宙対決は?
- 1/4(金) 7:16
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- 米中関係「四十にして惑う」
- 四十にして惑わずと言うが、今年1月1日に国交正常化40周年を迎えた米中関係は「四十にして惑っている」と中国共産党系の環球時報が伝えた。中国はアメリカをどう見ているのか、今年はどうなるのかを考察する。
- 1/2(水) 17:29
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- Huawei総裁はなぜ100人リストから排除されたのか?
- 12月18日、人民大会堂で改革開放に貢献した100人が表彰されたが、その中に「最も貢献したはずの」Huawei総裁・任正非氏の姿はなかった。任正非と中国政府との距離の取り方を考察する。
- 2018/12/30(日) 19:58
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- GAFAの内2社は習近平のお膝元
- GAFAが個人情報を抜き取っているなどの理由から若者離れが加速しているという。その内FacebookとAppleのCEOは習近平のお膝元にいる。スノーデン事件の直後からだ。
- 2018/12/27(木) 11:42
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- 日本の半導体はなぜ沈んでしまったのか?
- 1980年代にアメリカを追い抜き世界一だった日本の半導体はアメリカにより叩き潰され、その間韓国が追い上げた。土日だけサムスンに通って破格的高給で核心技術を売りまくった東芝社員の吐露を明かす時が来た。
- 2018/12/24(月) 7:59
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- 中国の世界制覇を阻止するために日本がやるべきこと――Huawei事件を巡って
- 中国は国家戦略「中国製造2025」によりアメリカを凌駕して世界制覇を狙っている。それを阻止するために日本は何を成すべきか。事実に基づかない推測の拡散も、中途半端な追及も、結果的には中国に利する。
- 2018/12/14(金) 10:50
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- 華為Huaweiを米国に売ったのはZTEか?――中国ハイテク「30年内紛」
- 国有企業のZTEと民間企業の華為は中国国内における30年内紛を続けてきた。ZTEを米国に売ったのは同社のユダヤ系米国人法律顧問で、華為を米国に売ったのはZTEだという観測が華人華僑の間で絶えない。
- 2018/12/12(水) 9:12
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- 習近平の狙いは月面軍事基地――世界で初めて月の裏側
- 12月8日、中国が月の裏側着陸のための月面探査機打ち上げに世界で初めて成功した。「中国製造2025」の一環で、資源開発を名目に月面基地を創り、軍事的に拡張して、宇宙制覇の根拠地にすることが狙いだ。
- 2018/12/11(火) 10:28
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- Huaweiの頭脳ハイシリコンはクァルコムの愛弟子?
- なぜ華為の頭脳ハイシリコンの半導体が最先端を行っているかというと、世界トップの米国半導体大手クァルコムの直接の教えがあったからだ。クァルコムが如何に中国に根ざしていたかを見ないと真相は見えて来ない。
- 2018/12/8(土) 13:06
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- このままHuaweiを排除すると日米にとって嫌な事態が:一刻も早く解明を
- このまま排除すると、その頭脳ハイシリコンが半導体を中国政府や中国国内のハイテク企業に売る可能性がある。そうなると「中国製造2025」は2025年を待たずに達成されアメリカを凌駕する。解明が優先される。
- 2018/12/7(金) 15:59
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- Hua-wei(ホァーウェイ)孟CFO逮捕の背景に「中国製造2025」
- アメリカの要請でHua-weiの孟CFOがカナダで逮捕された。子会社ハイシリコンはアメリカ大手半導体メーカー・クァルコムと鎬を削っている。「中国製造2025」を巡る米中ハイテク戦争が火を噴き始めた。
- 2018/12/7(金) 7:30
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- 米中首脳会談、習近平の隠れた譲歩と思惑
- G20における米中首脳会談で習近平は、米半導体大手クァルコムによるオランダ大手NXP買収を承認したが、そこには「中国製造2025」の隠れた戦いがある。これこそが習近平の日本接近への原因の一つでもある。
- 2018/12/3(月) 12:26
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- 中国には対米強硬派がいるわけではない
- 中国は建国以来、米国を超えることが夢であり、中国社会の米国に対する憧れは尋常ではない。今は「中国製造2025」により夢の実現に向けて突進しており、米中関係はこの戦略を阻害するか否かが分岐点となる。
- 2018/11/30(金) 15:39
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- 米中対立はむしろ「熱戦」
- トランプ大統領が対中関税を引き上げる意向だ。中国に製造工場を持つアップルなどは打撃を受ける。米議会は中国の対米投資を厳格化したが、対中投資する米企業への報復を避けて抑制的だ。米中の相互作用を考察する。
- 2018/11/28(水) 6:57
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- 米中対立における中国の狡さの一考察
- 世界第二の経済大国になり巨額のチャイナマネーで他国の歓心を買い、欧米企業を買収して技術を丸のみしながら、自国の貧困層を救わず自国を発展途上国と位置付けてWTOの優遇策を受けている狡さを先ず考察する。
- 2018/11/23(金) 10:29
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- 米中対立は「新冷戦」ではない
- 中国は一党支配であるだけで国家資本主義に近く共産主義的要素はない。加えて習近平は米金融界の巨頭数十名を抱え込んで彼らとともにグローバル化を主張している。米中間にはイデオロギー的冷戦構造の要素は皆無だ。
- 2018/11/22(木) 7:33
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- APEC執務室に乱入した中国代表――国際スタンダードなど守るはずがない
- 17日、中国代表団はAPEC議長国の執務室に乱入し、首脳宣言を中国に有利なようにまとめさせようとした。安倍首相は「国際スタンダード」を要求しているので「一帯一路」協力は大丈夫と言うが、あり得ない。
- 2018/11/19(月) 15:31
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- 安倍首相は「三つの原則」と言っていなかった――日本の代表カメラの収録から
- 日中首脳会談冒頭における安倍首相の生の声を精査したところ、安倍首相は李・習両首脳に対して会談で「三つの原則」と言っていないことが判明した。従って日本が今後の日中の主導権を握る事態は存在していない。
- 2018/11/17(土) 8:32
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- 安倍首相、日中「三原則」発言のくい違いと中国側が公表した発言記録
- 10月26日の日中首脳会談で「3つの原則」と言ったか否かに関して、安倍首相は「会談中に言い、確認した」と言っている。しかし中国側の実況中継はそのように伝えていない。中国の報道を通して真相を検証する。
- 2018/11/14(水) 10:23
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- 「キッシンジャー・習近平」会談の背後に次期米大統領候補
- 米大財閥トップによって占められる清華大学の顧問委員会を牛耳るキッシンジャー氏が動いた。北京で習近平と会ったが、その背後にはなんと、次期米大統領選出馬を狙うマイケル・ブルームバーグ氏(民主党)がいた。
- 2018/11/12(月) 7:02
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- 中国はアメリカ中間選挙の結果をどう見ているか――「環球時報」社説
- 中国の外交部報道官はコメントしないと言ったが、環球網の社説は詳細に中間選挙の結果を分析し、中国への影響のみならず、他国への影響も考察している。環球網が言わせたと思われるネットのコメントも見てみよう。
- 2018/11/10(土) 8:31
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- 安倍首相はよく耐えた!
- 李克強は「日本は戦争責任を深く反省せよ」と言い、習近平は上から目線で笑顔を見せなかった。他国の首相への笑顔の振りまき方と比べず、習近平が安倍首相に顔を背けなかっただけで喜ぶ日本のメディアが哀しい。
- 2018/10/27(土) 18:15
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- 「日中が近づきすぎるとアメリカが…」中国政府高官独自取材
- 25日の日中平和友好条約締結40周年記念レセプションで李克強が厳しい表情で「日本は戦争責任を反省し」と来たので、歓迎ムードとの違和感を覚え中国政府高官を取材した。その結果、習近平の本心が見えてきた。
- 2018/10/26(金) 9:28
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- なんと、中国CCTVが安倍首相礼賛報道?
- 中国の中央テレビ局CCTVが安倍首相を礼賛した。この間まで反安倍であれば、どんなことでも報道していた中国のこの変わりよう。台湾問題と貿易問題でトランプと衝突している中国が安倍首相の声明を利用している。
- 2018/10/24(水) 17:30
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- 習近平の「自力更生」は「中国製造2025」を達成することを指す
- 習近平が最近よく言う「自力更生」は、決して文革時の毛沢東返りではなく、「中国製造2025」によりコア技術の自給自足達成を指している。「中国製造2025」を見なければ中国も米中関係も日中関係も見えない。
- 2018/10/24(水) 10:08