メダルでも”金”をめざして!~東京オリンピックのメダルは都市鉱山から~

(写真:アフロ)

リオオリンピック・パラリンピックの日本人選手の活躍、素晴らしかったですね! 

いよいよ次は2020年、東京オリンピック・パラリンピックです。

さて、オリンピックとパラリンピックとあわせて、何コぐらいのメダルが授与されたと思いますか?

その数は、4,000を超えるそうです。

では、全部の金メダルを作るのに、どのくらいの金・銀・銅が使われているのでしょう?

かつてオリンピック憲章で定められていた成分比でつくるとすると、

金は9.6kg

銀は1,210kg

銅は700kg、必要になるのだそうです。

この情報を教えてくれたのは、一般社団法人サステイナビリティ技術設計機構が開設したウェブサイト都市鉱山メダル特設ページです。

「都市鉱山メダル」って?

そもそも「都市鉱山」って何よ?と思われた方も多いでしょう。

鉱山って地下から鉱石を掘り出すものなのに?と。

都市には、不要になってゴミとして廃棄される家電製品などが大量にあります。

実は、廃棄家電製品の中には、有用な資源(レアメタルなど)が含まれているのです。

そのまま捨てたら資源がもったいないし、環境汚染を引き起こしてしまいます。

だから、廃棄家電製品などから資源を取り出して、次の製造の原材料にしよう!鉱山を掘らなくても、都市にいっぱい資源が"埋まっている"じゃないか、という取り組みです。

地下資源ならぬ「地上資源」ですね!

2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、日本の優れた資源リサイクルの技術を活用して、「都市鉱山」から得た資源でメダルを作ろう!という呼びかけが、サステイナビリティ技術設計機構などを中心に始まっています。

廃棄家電製品に含まれているっていっても微量だろうし、金メダルを作れるほど集められるの?と思われるかもしれませんが、「これまでのペースで集まってくる廃小型家電からだけでも十分な量が回収されている」そうです。

上記の特設ページに詳しくありますが、小型家電リサイクルに市として積極的に取り組んでいる岩手県一ノ関市秋田県大館市青森県八戸市の三自治体が、「2020年東京オリンピック・パラリンピックのメダルに回収金属を活用することについての提案」を行うなど、研究者・事業者・自治体などの連携が広がっています。

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東京オリンピック・パラリンピックは「持続可能性」の側面でも世界に誇れる大会にすべく、組織委員会も力を入れています(私も組織委員会の持続可能性委員会の委員の1人です)。

東京オリンピックパラリンピックのシンボルでもあるメダルを、リサイクル資源で作製したら、「世界初」になるとのこと。

金メダルの金メダルですね! 

何より日本のアピールになりそうです。ぜひ実現してほしいなあと思います。