韓国外交は自分勝手な脳内妄想、はた迷惑な限り

大阪G20開幕で握手だけ済ませた日韓首脳(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

 文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領は何もしないで黙っていてくれと関係諸国が言い出しているように見えます。米国と同盟関係にある西側のはずが、もはやどこにも居場所が無いコウモリ、ヌエの存在と化しました。大阪G20を前にして北朝鮮外務省が27日に《「朝米関係を仲裁しているように世論化しながら発言力を強めようとする南朝鮮当局者にも一言言いたい」とし「朝米対話の当事者は文字どおり我々と米国であり、朝米敵対関係の発生根源から見ても南朝鮮当局が余計な口出しをする問題では全くない」と主張した》と、28日付の中央日報が伝えたのが典型例です。

 韓国政府はハノイでの米朝決裂の後でも表に出ない交渉が進展していると盛んに言ってきましたが《「南朝鮮当局者が今の北南の間にもさまざまな交流と水面下対話が進行しているように広告しているが、そのようなことは一つもない」とし「南朝鮮当局は自国のことでもしっかりやったほうがいい」と非難した》とまで否定されては身も蓋もありません。

 DailyNK_Japanの《「考え方が違う」米国から文在寅氏に不快感…北朝鮮もダメ出し》は同盟の米国からの異論です。

 《文在寅氏は26日、聯合ニュースやAFPなど国内外の通信社による書面インタビューに答え、「プルトニウム再処理施設とウラン濃縮施設を含む寧辺の核施設のすべてが検証の下で全面的に完全に廃棄されるなら、北朝鮮の非核化は後戻りできない段階に入ると評価しうる」との考えを示した》《この発言に対してホワイトハウス関係者らは、「(文大統領とは)考えが同じでない」とし、不快感を示した》

 習近平中国国家主席との首脳会談を伝えた韓国経済新聞の《文在寅大統領「米中の中でどちらを選択する状況に達しないように」》は切迫した国際情勢の下で何も考えていないと告白しています。

 《米中貿易葛藤に関連して「(韓国が)どちらを選択する状況に達しないように円満に解決されてほしい」》《「米国と中国は韓国にとって1、2位の貿易国で全部重要だ」としてこのような意向を明らかにした》

 朝鮮日報はムン大統領が大阪で開かれた在日コリアンとの同胞懇談会で「韓日関係悪化、我々には死活問題」と訴えられたのに対して、「どんな困難があっても揺らぐことのない韓日の友好協力関係を築くために努力する」と誓ったと報じていますが、G20開幕で安倍首相と数秒間、握手したにすぎません。

 G20を前にして出したいわゆる徴用工問題解決基金案は日本側から即座に拒否された上に、韓国内でも非難ごうごうです。朝鮮日報の《強制徴用:専門家ら、韓国政府の基金案を批判「責任逃れ」「被害者中心主義と矛盾」》はこう伝えます。

 《韓国大統領府は今年1月、「韓国政府と韓日両国企業が参加する第3者基金設立案」について、「発想自体が非常識」と検討しない方針を明らかにした。その政府が5カ月後に「非常識な案」を再利用しようとしているものだ》《「慰安婦問題でも『被害者中心主義』を強調してきた韓国政府が、日本政府や韓日企業はもちろん、強制徴用被害者ともきちんと話し合いをしないままでいるのは矛盾している》

 韓国メディアの在り方は第610回「反日迎合姿勢の韓国メディアに韓国読者が異議」で指摘したように矛盾がありますが、自分勝手な脳内妄想を現実と混同しているムン大統領が今後3年もその職にあるのですから困ったものです。